『井岡一翔 vs ジェイビエール・シントロン』初防衛成功で念願の統一戦へ!完全版

KJ
井岡一翔選手が8度目となる大晦日のリングに立ちます!

今年6月に開催されたWBO世界スーパーフライ級王座決定戦で同級1位の強豪アストン・パリクテ選手(フィリピン)を見事なTKOで下して日本人男子初となるプロボクシング世界4階級制覇の偉業を成し遂げた井岡一翔選手。この階級で3戦を戦い、スーパーフライ仕様のスタイルを築きつつあります。

初防衛戦の相手となるのはプエルトリコ期待の若手、ジェイビエール・シントロン選手。2度の五輪出場経験を持つ無敗の最強挑戦者です。アマチュア時代には、WBSS準決勝で井上尚弥選手と1Rを互角に戦ったエマヌエル・ロドリゲスに2度も勝っており、将来を嘱望されて米プロモート大手のトップランク社と契約を結んだ有望株です。

再びハイレベルな技術戦となるのか、それともヒット&アウェーに徹する挑戦者を王者が追いかける展開が待つのか、いずれにしても興味深い一戦になることは間違いありません。

令和最初の大晦日に繰り広げられる4階級制覇王者の熱戦に注目です!

井岡一翔選手 vs ジェイビエール・シントロン選手

Kazuto Ioka vs. Jeyvier Cintron

日程・会場

  • 2019年12月31日 火曜日
  • WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
  • 王者:井岡一翔(SANKYO / Reason大貴)vs 同級1位:ジェイビエール・シントロン(プエルトリコ)
  • 大田区総合体育館
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テレビ中継:TBS

2019年12月31日 火曜日 18:00〜

実況

伊藤隆佑(TBSアナウンサー)

解説

内藤大助(元WBC世界フライ級スーパー王者)
内山高志(元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者)

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ネットLIVE配信:Paravi

  • 15:50頃~ 吉田実代 Vs. シー・リーピン
  • 17:00頃~ 田中恒成 Vs. ウラン・トロハツ
  • 18:00頃~ 井岡一翔 Vs. ジェイビエール・シントロン
    ※アーカイブ配信は2020年1月11日(土)0時~
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記者会見(2019.10.10@TBS放送センター)

コメント

井岡一翔選手

「前回の試合を終えてから、今年も大晦日に試合をしたいと思っていたので、こうして大晦日に試合が決まったことを『良かったな』と思っています。1年最後の日に試合ができるのは格闘家としてもボクサーとしても幸せなことだと思うので、現役を続けていく中でこれからも1年の締めくくりの試合ができればいいなと思っています」

「1位の選手とやると言うことでホッとはしていられません。今回も難敵だと思いますけど、しっかり勝つというテーマを持って結果にこだわっていきたいと思います。皆さんが良い一年の締めくくりができるように良い勝ち方で今年も終えたいと思っていますので、応援よろしくお願いします」

質疑応答

「(前回の試合は)ボクシング人生が決まる大切な試合でした。前回の試合に勝って、ボクサーとしても男としても株が上げられたかなと思っています。その4階級制覇の印象を薄れさせないためにも今回は大事な試合になると思います」

「(シントロン選手の印象について)今回は一難去ってまた一難という感覚がある。難敵だと思います。よく動き回る選手という印象ですね。足を使って足を止めない。アマチュア時代に五輪にも出場しているので技術は高い選手かな」

「(江藤戦の映像は)軽く見ました。まだ、映像をあまり見てないので展開は作っていません。おそらく僕が追って、向こうが逃げる展開になると思います。サウスポーは久々で、また一から自分の中のボクシングのイメージと組み合わせていかないといけないですけど、苦手意識はないです。世界戦の厳しさ、足を使って楽にボクシングができないことを教えたいですね。江藤選手は焦ったのか、単調になっていた。あれを参考にして、ただ単に攻めるのではなくプレッシャーのかけ方などを工夫したいと思います」

「(戦い方について)自分のボクシングの考え方、スタイルを意識した上でやっていきます。それを忘れると狂うので。試行錯誤しながらこの階級で3戦をやって、今どう意識すれば、自分のボクシングにはまってくるかのいい感覚は持てています。スピードと強弱。パンチに頼り過ぎてもいい動きにはなれない。得意の良い動きのできるスタイルを積み重ねていければより強くなれると思っています」

「(初防衛戦について)初防衛戦が難しいのは気持ちの問題だと思います。まっしぐらに追っているものを捉えてチャンピオンになって、そこに君臨したとき何か燃えたぎるものが失せたり王者として受け身になる、人によってはどこか満足をしてしまうのだと思います。僕も負けたら、そう言われる。今、それを感じるなら引退しています。初防戦戦をクリアすることが僕の目標じゃないので。今後は海外リングで強い相手と戦っていく、統一戦という目標があります。世界で認められる意味で大切なベルト、その切符を渡すつもりはないです」

「(米国ラスベガスの合宿について)前回の流れが、とてもよかったので今回も同じ手順を選びました」

「(家族が同行することについて)心強いです。身の回りのことやってもらえるし、米国でも環境を変えず違和感なく過ごせるのはありがたい。よりいいコンディションが作れそう」

「(子供について)癒しでしかない(笑)言葉では難しいが、初めての気持ちですね。人を育てないといけない責任もありますし、一家の大黒柱として家庭を守っていく中で、強い気持ちを持ってやっていくことに変わりはないです。生まれたばかりで何を見ているかも分からないと思いますが、物心ついたときに勝って終えられたことを伝えられたらいいなと思います」

「(子供の名前を聞かれ)それを言うと何だか子供の発表会見みたいになってしまう(笑)」

「(トランクスに名前は?)いいですね。リングに上がる強みになりますね。世界戦に勝って子供をリングに上げられる人間はそう多くない。流れでやってやれるならやってあげたい。『自分の子供は可愛い』と言うけど、そう言われることより、もっと可愛いです(笑)」

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調印式(2019.12.25@羽田空港国際線ターミナル 江戸舞台)

コメント

井岡一翔選手

「スパーリングを中心に練習し、自分自身とも向き合い、勝つための準備をしてきました。今は大みそかに向けて、ベストでリングに上がれるようコンディションを整えています。熱い試合をして今年を締めくくるような試合をしたいです」

「父親になって、息子が生まれて初めての試合なので必ず勝ちたい。勝っている姿を見せてあげたい。息子の名前は磨永翔(まなと)です。息子の名前をトランクスに入れて戦おうと思っています。より一層、気も引き締まるし、家族も背負って戦う気持ちで挑みます」

「(アマチュア時代に五輪2度出場、プロ転向後は無敗の相手に)そういう素晴らしい選手と初防衛戦で戦えるのは楽しみです」

「(ローマン・ゴンザレス選手や田中恒成選手との対戦は)今はこの戦いに集中しています。クリアすれば、次の防衛や統一戦に視野が広がると思います。無いわけではない。その時が来れば一候補としてはあるんじゃないですか?」

「(シントロン選手については)映像を見て戦い方を研究してきました。アマでオリンピックに2度出ているし、プロでも負けが無い素晴らしい選手。映像を見てイメージと違った感じは無かった。試合が楽しみです」

ジェイビエール・シントロン選手

「プエルトリコから世界タイトルを獲るために日本に来た。コンディションはパーフェクト。美しい日本という国の、こういう美しい場所でセレモニーに参加できてうれしい」

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井岡一翔選手公開練習(2019.12.26@ワタナベジム)

コメント

井岡一翔選手

「(大晦日の試合は)自分のボクシング人生のルーティン。いつも頭のどこかで意識している。一年の最後を締めくくる日に、試合をさせてもらえるのは任務を背負うことだと思っている。試合を盛り上げていかないといけない」

「『ボクサーとして強くなる、成長する』というテーマを持って、自分自身と向き合って、常に探究心を持って葛藤しながら試合に向けて過ごした2ヶ月。できることはやってきました。準備はしっかりできています」

「(サウスポー対策について)スパーを始めた時から違和感を感じることは無かったですし、試合でも難しく考える必要は無いです。苦手という感覚は無いですね」

「(スパーリングパートナーのロベイシ・ラミレス選手について)後半はずっと彼がパートナーを務めてくれました。とてつもなくレベルの高い場所で2階級制覇しているのはすごいこと。技術の高いサウスポーの選手とリングの上で向き合えたのはボクシング人生で良い経験になりました」

「(シントロン選手の印象は)すごく足を使ってくる。動いてカウンターを打つイメージ。試合当日にどう動いてくるかは分からないけど、僕がどう捕まえていくかがキーになってくると思います。一方からのプレッシャーでは崩せない。だから、いろいろな角度からプレッシャーをかける練習をしてきました。練習をやり切り、自信を持っています。成長も感じたけど試合で出さないと意味ない。試合のパフォーマンスを見て、分かってもらえれば」

「ここまで順調に準備できていますし、今年最後を盛り上げて締められるように備えたいです。今年は4階級制覇して満足感、充実感はあるけど、まだ見ていない景色、目指す場所もある。初防衛戦をクリアして分かることもあります。勝てば次につながる」

「分かりやすく言えば、統一戦。海外で世界的に名のある選手と試合をしていきたい。(ローマン)ゴンサレスだったり、この階級にはいい選手がそろっているので、自分が思っている試合ができると思います」

イスマエル・サラス氏(トレーナー)

「シントロンはカウンターがすごくうまいので、いろんな角度からプレッシャーをかける練習をしてきた。私の指導する選手にはアメリカンスタイル、メキシカンスタイル、プエルトリカンスチルと様々なタイプの選手がいるし、対応はしっかりとできたと思う」

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ジェイビエール・シントロン選手公開練習(2019.12.27@ワタナベジム)

コメント

ジェイビエール・シントロン選手

「コンディションはとてもいい。ウエートも問題ないし、さまざまな国へ行っているので日本の寒さも平気だ」

「子供の頃からプロの世界王者が夢だった。プロに転向してから世界王者を目標にしてきた。世界挑戦は楽しみであり、喜びだ。相手は井岡という偉大な選手だし、モチベーションは高い。作戦は明かせないが、彼が攻撃的に来ようがボクシングをしてこようが、対応できる練習をしてきた。KOできるかどうかは流れによるが、練習してきたことを出して勝ちたい。自信は100%だ」

イバン・カルデロン氏(トレーナー)

「シントロンは元王者の自分から見ても優れた選手。どのような展開になってもいいように、様々な攻撃のバリエーションを教えてきた。スパーリングは70~80ラウンドしてきた。タイトル奪取に自信がある」

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予備検診(2019.12.29@ワタナベジム)

予備検診の主要結果は以下の通り。

身長
井岡選手:164.2cm
シントロン選手:169.7cm

頸周
井岡選手:35.5cm
シントロン選手:36.0cm

胸囲
井岡選手:91.0cm
シントロン選手:90.0cm

リーチ
井岡選手:167.0cm
シントロン選手:179.0cm

血圧
井岡選手:134/84mm/Hg
シントロン選手:123/77mm/Hg

脈拍
井岡選手:72回/分
シントロン選手:67回/分

体温
井岡選手:36.6℃
シントロン選手:36.6℃

視力
井岡選手:左1.5 右1.5
シントロン選手:左0.8 右0.6

コメント

井岡一翔選手

「リーチ差は実際にやってみないと分からないが、サウスポーで背が高いことは分かって準備してきました。数字を見て気持ち的にどうこうというのはないです。自分としては身長、リーチよりサウスポーとの対戦が久しぶりなので、そちらの対策に重点を置いてきました。階級が上の選手ともやったし、長身でリーチの長い選手ともやってきました。特に違和感はなかったです」

「(攻略法は)作戦でもあるので今は言えません」

「一戦一戦を積み重ねて、フィットしてきているし、コンディション作りもいい感じです。できればKOしたい。今は自分のパフォーマンスに集中して、やってきたことを出せれば、結果としてそうなると思います」

ジェイビエール・シントロン選手

「お互いに豊富な経験があり、数字は関係ない。自分が特に有利だとは思わない。私のトレーナー(イバン・カルデロン=WBOミニマム級V11、WBO・L・フライ級V6)を見てくれ。あんなに小さいのに偉大なチャンピオンだ。リミットまでもう少し。問題ない」

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前日計量(2019.12.30@品川プリンスホテル)

WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
王者 4階級制覇王者 井岡一翔(SANKYO/26戦24勝14KO2敗)
体重:52.1kg

同級1位 ジェイビエール・シントロン(プエルトリコ/12戦11勝5KO1無効試合)
体重:52.0kg

コメント

井岡一翔選手

「試合に向け、ハードルを1つクリアしたので、あとは試合に向けて良いコンディションを作るだけです。リカバリーもポイントになります。いつも通り4キロぐらい戻します」

「僕にとって、僕たちのチームにとって明日の試合でこの1年が決まるので。明日の試合の結果が2019年の全てというか答えだと思うので、しっかり結果を残して良い結果で終えることによって2019年、4階級制覇と自分のプライベートも全て充実するという意味でも整うと思うので。本当、明日次第だと思います。明日次第で4階級制覇したのも、分かりやすい言葉で言えば感動も薄れてしまうかもしれない」

「ラスベガスのトレーニングから日本での調整まで、全て良い状態でした。良い勝ち方をすれば良い評価につながると思うので。一戦一戦が今年から本当に、僕の中ではより重要な試合なので。負ければ次はないと思っているので、そういう覚悟もあるし。4階級制覇したからといって満足はしていないし」

「オリンピックに2大会連続で出るのはすごいこと。僕も五輪を目指していたからリスペクトもある。でも、世界チャンピオンとして世界戦の厳しさ、王者の強さを見せつけたい。自分のやってきたこと、パフォーマンスに集中すれば、良い結果はついてきます」

「1年の終わりの責任もある。最後に熱い試合をして、何か感じてもらえるような試合をしたいです」

ジェイビエール・シントロン選手

「コンディションは完璧。プレッシャーはまったく感じていない。やるべきことはやってきた。結果は神のみぞ知るだけど、僕は神を信じるのと同じぐらい自分自身を信じている」

「(何kg戻すかは)分かりません。明日、リングに上がったところで完璧な状態で試合に臨みます」

「何があるか良く知らないけど、日本でしか食べられないもの、地のものを食べたいね。アマのときからそうだった。どこの土地に行っても、何を食べても大丈夫だった。(日本食で知っているものは)野菜ラーメンみたいなものだね。ただ、明日に向けて問題にならないもの、ベストなものを食べたい」

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試合結果(2019.12.31@大田区総合体育館)

Coming Soon…

スーパーフライ級世界王者

WBA カリド・ヤファイ(英=V5)
WBC フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ=V1)
IBF ジェルウィン・アンカハス(比=V7)
WBO 井岡一翔(Reason大貴)

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試合動画

Coming Soon…

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両選手のコメント

Coming Soon…

ボクシング関係者・著名人のコメント

Coming Soon…

KJインプレッションズ(2019.10.10)

日本人男子初のプロボクシング世界4階級制覇を達成したWBO世界スーパーフライ級王者、井岡一翔選手の初防衛戦が決定した。

海外でのビックマッチや他団体との王座統一戦を視野に入れている井岡選手と360°プロモーションのトム・ロフラー氏にとっては、確実に勝たなければならない通過点となる。4階級制覇の翌月に愛息が誕生し、父親として初めて迎える世界戦でもあり、更に負けられない理由のある重要な一戦となる。

対戦相手は同級1位のジェイビエール・シントロン選手である。シントロン選手はアマチュア時代にプエルトリコ代表として2012年ロンドン五輪、2016年リオデジャネイロ五輪に出場し、ロンドン五輪ではベスト8入りした技巧派サウスポー。アマで240戦を経験したトップアマである。リオ五輪後に米トップランク社と契約し、2017年4月にプロデビューした。

今年8月に米フロリダ州キシミーで開催された江藤光喜選手(白井・具志堅スポーツ)との挑戦者決定戦で、2回にダウンを奪い、3者99-90の大差判定勝ちを収めて指名挑戦権を獲得した。

その後、井岡側のマネージャーであるナガシマタク氏とシントロン選手の所属するプエルトリコ・ボクシング・プロモーションンが交渉を開始。9月下旬には「2週間前に契約条件に同意した」ことが明かされていた。シントロン選手はプロデビューから2年8か月、11勝(5KO)1無効試合のキャリアで初の世界タイトルに挑むことになる。

井岡選手がサウスポーと対戦するのは2013年5月、WBA・ライトフライ級王座の防衛戦でウィサヌ・ゴーキャットジム選手(タイ)を9回TKOで下して以来となる。井岡選手にサウスポーを苦手とする印象は無いものの、サウスポーとオーソドックスのスタイルをスイッチしながら足を使うシントロン選手を捉えるには、少し時間を要するかもしれない。

アウトボクサーで基本的には受け身のシントロン選手は、相手の打ち終わりに合わせてコンビネーションを繰り出すのが上手く、左右のアッパーも得意としており、井岡選手は顔を跳ね上げられないよう見栄えも気にして慎重に戦う必要がある。出入りも積極的なので、追う立場になるであろう井岡選手は手数にも気をつけなければならない。

井岡選手は、序盤から中盤にかけて守備を固めて慎重に距離感を探りながらボディーを中心に攻めてシントロン選手の体力を削り、シントロン選手が失速した後半に攻勢に出るのが王道の戦略となるだろう。ただ、それでは4階級制覇王者のプライドが許さないかもしれない。

試合開始早々に距離感を掴んで空間を支配し、技巧派サウスポーをテクニックで圧倒して殴らせずに殴り続け、中盤に更に距離を詰めて一気加勢に猛攻を仕掛けてTKO…きっと井岡選手は謙虚に慎重に調整しつつも、そんな「強い自分」をイメージしながらトレーニングを積み、リングに上がる筈だ。そして、井岡選手ならばそれを実行に移しても決して驚かない。4階級制覇の実力は伊達じゃない。

初防衛戦をクリアすれば、いよいよ井岡陣営の思い描く「真の頂点への挑戦」が始まる。全てはローマン・ゴンザレス戦を回避したことで様々な軋轢が生じて狂い始めたボクシング人生が、ようやく再び元の軌道に戻るのだ。4階級制覇さえ「通過点」と言い切る理由はそこにある。

爽やかで礼儀正しい好青年のイメージは数々のゴシップで崩れたが、井岡選手はリングに上がれば今も尚、空間を支配する美しいボクシングで観衆を魅了する世界の王である。階級が上がりパンチ力の不足を感じさせながらも、それを補って余りあるテクニックとタフネスで観る者を魅了する。

かつてはライバルとも言われた井上尚弥選手が、11月にバンタム級の頂上決戦に挑み、世界中のボクシングファンを興奮の坩堝に陥れるだろう。そして年末、村田諒太選手が世界最激戦区ミドル級のトップランカーを相手に初防衛戦に挑み、真の頂点へ挑む資格をもぎ取る筈だ。

そんな熱戦の後となる令和最初の大晦日の夜に「井岡一翔」の名を改めて日本中に印象付ける素晴らしい試合に期待したい!

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