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TBSラジオ「アフター6ジャンクション」
番組概要
TBSラジオが65年続く野球中継にピリオドを打ち、2018年4月改編からスタートしたのがカルチャー・キュレーション・プログラム「アフター6ジャンクション」。映画や音楽や本などあらゆるカルチャーを扱っていくこの番組、3時間生放送のスケジュールはいったいどうなっているのか放送開始前に大公開。大きく分けると18時台が「カルチャーを知る」、19時台が「カルチャーを体感する」、20時台が「カルチャーを発信する」というざっくりイメージ(生放送につき前後する)。
パーソナリティ
宇多丸(RHYMESTER)
日本のヒップホップグループ「ライムスター」のラッパー。東京都出身。早稲田大学卒。
1989年に、ラッパーのマミーD、DJジンとの3人でHIPHOPグループRhymester(ライムスター)を結成。まだ日本にヒップホップという音楽ジャンルが定着していなかった80年代後期、大学在学中にラップを始める。デビューは1993年。これまでにクレイジーケンバンドや忌野清志郎さんらとコラボレーションシングルなどを発表。2007年3月には日本武道館にてライブを行い、大観衆の中、日本の有名ラッパーやアーティストたちがライムスターの為に大集結し、成功を収めた。
宇多丸本人は、HIPHOPだけではなく、J-POP等の幅広い音楽の知識を持ち、定期的に全国のクラブでDJ業を行っている。また、雑誌などでアイドルや映画についての評論をするなど、本業のラッパー以外でも文筆家としての活動も精力的に展開、2007年1月末には、読売新聞にて見開き1ページの「宇多丸特集」が組まれた。FMでのキャリアを経て、TBSラジオでAMのパーソナリティとしてデビュー。
「MOVIE WATCHMEN」を担当する金曜日には、21:00から『バラいろダンディ』(TOKYO MXの生放送番組)へ出演する関係で、当番組への出演を19:45頃に切り上げる。このような事情から、19:45以降は、宇多丸と親しい人物(高橋芳朗など)がパーソナリティ代理扱いで登場する。
パートナー
いずれもTBSテレビのアナウンサー。
月曜日:熊崎風斗(くまざき かざと)
2013年入社
生年月日:1989年7月19日(蟹座)
出身地:山梨→群馬→神奈川→千葉 親が転勤族でした。
出身高校:千葉県立薬園台高校
出身大学:明治大学
趣味:スポーツ観戦、スポーツ新聞・週刊誌を読むこと、ネットサーフィン、ランニング
特技:コーヒーを入れること(小林豊アナからバリスタと呼ばれています)
得意なスポーツ:長距離
好きな色:白
好きな食べ物:ハンバーグ、鶏のから揚げ、カレーライス
好きな音楽:福山雅治
火曜日:宇垣美里(うがき みさと)
2014年入社
誕生日:1991年4月16日(牡羊座)
出身地:兵庫県神戸市
出身高校:兵庫県立長田高校
出身大学:同志社大学
趣味:音楽・映画・舞台・アニメ鑑賞、読書、茶道、乗馬、旅行
特技:SAX・ピアノ演奏 速読 着付け
免許・資格など:漢字検定2級、ニュース時事能力検定2級、乗馬ライセンス5級
好きな色:赤・紺
好きな食べ物:チョコ、グレープフルーツ、ラムレーズン
好きな音楽:邦ロック クラシック
水曜日:日比麻音子(ひび まおこ)
2016年入社
誕生日:1993年7月5日(かに座)
出身高校:横浜雙葉高等学校
出身大学:青山学院大学文学部英米文学科
趣味:食べること、ピアノ、映画・舞台鑑賞、美術館に行くこと
特技:食べること、英会話
得意なスポーツ:ソフトボール
免許・資格など:中学校・高等学校教諭1種免許状(英語)、英語検定準1級、漢字検定2級、普通自動車運転免許
好きな色:ネイビー、ピンク、オレンジ、赤
好きな食べ物:お肉、いちご、うなぎ
おすすめの1冊:「Good Luck」アレックス・ロビラ、フェルナンド・トアス・デ・ベス著
好きな音楽:カーペンターズ、ディズニーソング、クラシック
木曜日:宇内梨沙(うない りさ)
2015年入社
誕生日:1991年9月21日(乙女座)
出身地:神奈川県横須賀市
出身高校:神奈川県立横須賀高校
出身大学:慶應義塾大学 文学部 美学美術史学専攻
趣味:ゲーム・マンガ・アニメ、映画鑑賞
特技:よく食べ、よく寝ること。顔の皮がよく伸びる。
得意なスポーツ:バドミントン・水泳・ソフトテニス
免許・資格など:普通自動車運転免許・学芸員資格・漢字検定2級・ニュース検定2級
好きな色:白・青・緑・ピンク
好きな食べ物:ガパオライス、カツ丼、甘いもの全般
おすすめの1冊:マンガなら『宇宙兄弟』 小説は『幼年期の終わり』
好きな音楽:1990年代アニメソング
金曜日:山本匠晃(やまもと たかあき)
2008年入社
誕生日:1984年6月13日(双子座)
出身地:愛知県
出身高校:岡崎高等学校
出身大学:横浜国立大学
趣味:TV・音楽・ラジオ
免許・資格など:漢検2級・英検2級・普通自動車運転免許・普通自動二輪運転免許
好きな色:青
好きな食べ物:めかぶ
コンサルタント
20時台後半のコーナー「THE CONSULTANT」にレギュラー出演。
月曜日:スーパー・ササダンゴ・マシン(プロレスラー)
新潟在住、謎の覆面レスラー。国籍年齢、一切不明。新潟のソウルフード「笹団子」の非公式親善大使。
火曜日:しまおまほ(コラムニスト・漫画家)
1978年御茶ノ水生まれ。
てんびん座。O型。97年、「女子高生ゴリコ(扶桑社)」でデビュー。多摩美術大学芸術学科卒業。イラストレーター、そして作家としても大活躍中。
父は写真家の島尾伸三さん、母は写真家の潮田登久子さん、そして祖父には小説家の島尾敏雄さんを持ち、「カルチャー界の松たか子」と称されるしまおさんですが、なんと、「TBSラジオと共に生きている(本人談)」ほどのヘビーリスナー。
1日のラジオ聴取時間はなんと約12時間!トークの中にちりばめられる「TBSラジオ豆知識」は、コアリスナーも納得の高濃度。必聴です。
水曜日:妹尾匡夫(放送作家)
放送作家。放送作家集団「オフィスまあ」代表。愛称は、せのちん。また、演劇ユニット「シアターまあ」の主宰でもあり、舞台作家・演出家として活動もしている。
1980年、パーソナリティーの吉田照美氏にピックアップされ、構成作家のキャリアをスタートさせる。その後、所ジョージ氏、三宅裕司氏と知り合い、数々の人気番組を手がける。
木曜日:橋本吉史(番組プロデューサー)
1979年富山県生まれ。一橋大学商学部経営学科卒業。学生時代は一橋大学世界プロレスリング同盟で「貧乳源一郎」「中条ピロシキ」の名で活躍。
2004年、新卒で株式会社TBSラジオ&コミュニケーションズに入社し、制作センターに配属。ADおよびディレクターとして『ストリーム』『伊集院光 日曜日の秘密基地』『荒川強啓 デイ・キャッチ!』『小島慶子キラ☆キラ』を担当。2007年より『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』(通称:タマフル)を立ち上げ、事業部に異動する2009年12月までプロデューサーとして活躍。
現在は再び制作センターに戻り、本番組プロデューサーほか様々な番組を担当。妻はTBSアナウンサー、林みなほ。
タイムテーブル
18時台「カルチャーと出会うゾーン」
18:00-18:10「オープニング」
18:10-18:15「国内最高峰の交通情報/天気予報」
18:15-18:30「カルチャー最新レポート」
18:30-18:55 月 – 木曜日:「カルチャートーク(ゲストコーナー)」金曜日:「週間映画時評 MOVIE WATCHMEN(宇多丸による映画評論コーナー)」
18:55-18:57「交通情報」
18:57-19:00「メッセージ紹介」
19時台「ミュージックゾーン」
19:00-19:25「LIVE&DIRECT(スタジオライブ)」
19:25-19:30「快適生活SHOPPING&DIRECT」
19:30-19:35 「国内最高峰の交通情報/天気予報」
19:35-19:45「新概念提唱型投稿コーナー」※金曜日のみ、宇多丸がこのコーナーまで出演。
19:45-19:55「スポンサー提供型特注コーナー」
19:55-20:00「メッセージ紹介」
20時台「カルチャーを学んで発信するゾーン」
20:00-20:40「ビヨンド・ザ・カルチャー(特集)」
20:40-20:55 月 – 木曜日:「ザ・コンサルタント(番組意識向上型企画)」金曜日:「今週のご意見ありがとうございました」
20:55-21:00「エンディング(次回予告)」
お便り
番組メールアドレス: utamaru@tbs.co.jp(読まれたらステッカー進呈)
番組公式twitter: @after6junction
聴取方法
radiko
ラジオクラウド
KJインプレッション
去る1月27日(土)に放送された「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」の番組冒頭、パーソナリティの宇多丸が3月31日(土)の放送を以って終了することを告げた瞬間は息が止まった。
「えっ…みなおか、めちゃイケに続いてタマフルまで終わるの?」と。
それはまるで、長い間大切に使っていたオモチャを突然取り上げられたかのような心境だった。
しかし、続いて発表された新番組の告知によって、一瞬彷徨いかけた魂はすぐさま救われた。なんと、平日夜に3時間の生放送である。働き方改革などとは無縁の業界に身を置く者としては「え!生で聴けないかも!?え!1週間で15時間も放送するの!?どうやって聴けばいいんだ!?」と喜びと戸惑いの入り混じる複雑な心境に陥った。
そして、新番組「アフター6ジャンクション(アトロク)」放送開始から1週間。これはもう、「タマフル」ファンにはたまらない番組である。
ラジオに縁のない方や番組を聞いたことの無い方に説明すると、前身「タマフル」は宇多丸の映画批評コーナー「週間映画時評ムービーウォッチメン(旧:シネマハスラー)」を柱に、本業のヒップホップをはじめとした様々なカルチャーにスポットライトを当ててはディープに掘り下げる「サタデーナイト・ラボ」や説明しようの無い新しい概念を提唱する投稿コーナーなど、数多くの名物企画を生み出してきた土曜の夜のモンスター番組だった。
また、宇多丸周辺のまだ日の目を見ぬ隠れた原石的な人材を次々にゲスト出演させては多くの反響を巻き起こしていったりもした。
今でこそ同じTBSラジオに帯番組を持ち、ドラマ脚本なども手がけているジェーン・スーを世に送り出したのもこの番組だし、もちろん既に有名ではあったが、星野源は「スーパースケベタイム」のRNで正体を伏せ、投稿やジングルへの応募までしていたほどである。
また、初代プロデューサー橋本吉史(橋P)は同番組の成功から様々な番組を手がけることとなり、その中で「キャラの濃い出演者とTBSアナウンサーを組ませて科学変化を引き起こす」という実験を成功させ、TBSアナウンサーは新たな一面を開花させていった。
そして新番組「アフター6ジャンクション(アトロク)」は、そんな本編「タマフル」とスピンオフ「橋Pの手がけた数々の番組」のいいとこどりで融合した番組なのだから、面白いに決まっているのである。
具体的に何がどう面白いかといえば、それはもう聴いてもらうしかない。聴けば、見えてくるのだ。
例えば、初めはラジオクラウドで「タマフル」の「週間映画時評ムービーウォッチメン」を数本聴いてみるだけでも、番組に入りやすいかもしれない。自分は宇多丸の映画批評を聴くようになってから、映画の見方が明らかに変わった。宇多丸の趣味にかける情熱と洞察力、観察眼に翻弄されることだろう。
騙す気などない。大船に乗ったつもりでぜひ一度聴いてみてほしい。気が付けば、きっとあなたの生活の一部に「ラジオ」は無くてはならない存在へと昇格する筈だ。
この度、放送開始直後からずっと愛聴してきたTBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル(通称タマフル)」が3/31(土)の放送を以って11年の歴史に終止符を打ちました。
が、しかし!
嘆くのも束の間、週明け4/2(月)からは装いも新たに、大幅にスケールアップしてヤツらはすぐに帰ってきてくれました。
その名も、TBSラジオ「アフター6ジャンクション(通称アトロク)」です。内容も「タマフル」の良いところを色濃く受け継いでいます。
この記事では、そんな「アトロク」を紹介したいと思います!