iPhoneバッテリー診断後は『Apple正規サービスプロバイダ』(正規店)でバッテリー交換修理!割引サービス中!時間・料金・感想など【KJ備忘録】

KJ
iPhone 4sからiPhone 6 Plusに機種変更して早3年。快適なiPhone生活もいよいよ7年目に突入しました。
しかし、昨夏を過ぎた頃からiPhoneのバッテリーが異様に早く消耗するようになってしまいました。

最新のiPhoneバッテリー公式診断方法である「Appleサポート」アプリを使って、バッテリー異常と診断された「【備忘録】iPhoneのバッテリーを公式アプリ「Appleサポート」で診断!」という記事を書きましたが、今回も備忘録としてiPhone 6 Plusのバッテリー交換の説明や実際の経過を書き残したいと思います。

昨年末に発表されたiPhoneバッテリー交換割引サービスについても簡単に紹介しておきます。

この記事が背中を押し、皆さんのiPhoneライフがより快適になる力添えになることができれば幸いです。

iPhoneバッテリー交換割引サービス(2017/12〜2018/12)

バッテリーの劣化による突然のシャットダウンを防ぐため、Appleが古いiPhoneの性能を意図的に下げていた問題で、Appleは「iPhoneのバッテリーとパフォーマンスについて、お客様にお伝えしたいこと」と題した声明を発表し、「iPhone6以降のiPhoneを持つ希望者全員」にバッテリー交換割引サービスを行なうと発表しました。

通常、バッテリー交換はバッテリーの蓄電容量が本来の80%未満にまで劣化しているのを確認できたユーザーのみが対象となりますが、この割引サービスではiPhone 6以降をお持ちの方全員が対象となります。

Appleは、バッテリーの交換が必要なiPhone 6以降をお持ちの方全員に対して、保証対象外のiPhoneのバッテリー交換の金額を8,800円から5,600円減額し、3,200円とします。この対応は2018年12月まで全世界で継続します。

2018年12月31日までの間、対象となるiPhone 6以降のモデルの保証対象外バッテリーサービス料金を3,200円とさせていただきます。ただし、3,200円にてバッテリーサービスを受けられるのはiPhone1台につき1回限りとさせていただきます。上記料金には別途消費税がかかります。

対象となるiPhone一覧

  • iPhone 6
  • iPhone 6 Plus
  • iPhone 6s
  • iPhone 6s Plus
  • iPhone SE
  • iPhone 7
  • iPhone 7 Plus
  • iPhone 8
  • iPhone X

注目点はiPhone 8やiPhone Xといった最新機種を含んでいることです。

2018年12月31日の対応期間ギリギリまで使用してからバッテリーを交換することで、現在持っているiPhoneをより長期間、安心して使用することが可能となるでしょう。(iPhone 8を発売日に購入した方なら、約1年3ヶ月間使用したバッテリーを3,200円で新品に交換できることになります)

但し、この割引サービスを受けられるのはiPhone1台につき1回限りですし期間の終盤は大変な混雑やバッテリー在庫不足が予想されるため、余裕を持って交換計画を立てて下さい。

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iPhoneのバッテリー交換

iPhoneのバッテリーを交換する方法は幾つかあります。

  • Apple Storeで持ち込み修理してもらう
  • Apple Storeへ配送修理してもらう
  • Apple正規サービスプロバイダで交換してもらう
  • 街の修理業者や登録修理業者で交換してもらう
  • バッテリーを準備して自分で交換する

近所にApple Storeがあれば、そちらへ持ち込むことが最も迅速で安心かつ確実な方法です。しかし、全国に8店舗なので多くの方にとって「近くにApple Storeが無い」と思います。配送修理は即日ではありません。docomoやau、SoftBank等のキャリアに相談して代替機を借りることもできますが、手間暇がかかる為あまり乗り気になれません。

そうした方の次の選択肢は、各都道府県にある「Apple正規サービスプロバイダ」となります。

Apple正規サービスプロバイダとは

Apple正規サービスプロバイダのサービスレベルはApple Storeと同等と言えます。
Apple正規サービスプロバイダとして認定されるには、修理サービスを提供するスタッフ全員がApple認定資格をもっており、Appleと協議の上で規定に応じた店舗を用意できる必要があります。

修理に使われるパーツは純正品であり、修理の方法も基本的にAppleに認定されたものです。引き続きAppleの保証を受けられ、その他のサービスも継続して受けられます。

AppleCare+ for iPhoneは、Apple正規サービスプロバイダの修理にも適用されます。また、iPhone以外のアップル製品(iPadやMacなど)もサポートしています。

Apple正規サービスプロバイダは、

のいずれかとなります。
但し、Apple正規サービスプロバイダの店舗は限られており、全ての店舗でサービスを受けられるわけではありません。上記のApple正規サービスプロバイダ名のリンクから各社のサイトへ移動し、最寄りの取扱い店舗を検索してください。

総務省認定 登録修理業者とは

「総務省認定 登録修理業者制度」というものがあります。
「総務省認定」「登録修理業者」と聞くと、非常に強い信頼感を感じて『よし、修理を依頼しよう』という気持ちになる人も多いでしょう。

しかし、ここで注意が必要です。「総務省認定 登録修理業」と「Apple正規サービスプロバイダ」は全くの別物であり、Appleが公認している修理業者はApple正規サービスプロバイダのみです。

登録修理業者は、修理したiPhoneが電波の質に影響を与えたり、他の電波に混信や妨害したりしないよう、適切な方法で同等の部品を使用し適切な方法で確認することを総務省から義務付けられています。

これらはあくまでも携帯電話端末が電波に悪影響を与えないことに対する保証であり、修理したiPhoneの性能や機能を直接的に保証しているわけではないのです。

Apple正規サービスプロバイダとの最も大きな違いは、街の修理業者と同様に登録修理業者で修理した場合もAppleの保証が受けられなくなるということにあります。

iPhoneの製品保証は、Apple Careに加入している場合で2年、未加入の場合で1年ですが、この保証期間中にApple正規サービスプロバイダ以外で修理した場合は、Appleから「改造」と見なされて保証されなくなってしまう可能性が高くなります。(実際、Apple StoreまたはApple正規サービスプロバイダ以外での修理歴のあるiPhoneは、今回のバッテリー交換割引サービスの対象外となっています)

街の修理業者や登録修理業者は、アップルストアやApple正規サービスプロバイダと比べて費用を安く抑えることができますが、Apple StoreやApple正規サービスプロバイダでしか扱えない修理が必要な時に、サービスを受けられないという大きなリスクもあります。また、こうした履歴があると下取り価格も安くなります。

逆に、機種が古かったり近い将来に機種変更の予定があったりすれば、安価な街の修理業者や登録修理業者を利用して短期的にやり過ごせることは、魅力的な選択肢となります。特に登録修理業者は、純正と同等の部品を使用することが義務付けられていますし、独自の保証期間を設けている場合が多いので、修理後数ヶ月間は安心して使用することができます。

iPhoneの保証期間や、ご自身が今後どれだけ所有中のiPhoneを使用し続けるかも考慮して、上手く使い分けていただきたいと思います。

診断

バッテリーの消耗に異常を感じた場合、まずは自分で「Appleサポート」アプリを使用して診断を行います。診断方法については「【備忘録】iPhoneのバッテリーを公式アプリ「Appleサポート」で診断!」という記事にまとめていますのでご参照ください。

診断の結果、バッテリーの蓄電容量が著しく劣化しているのが確認された場合、バッテリーを交換することになります。(Apple Careのしきい値は「本来の性能の80%未満で無料交換」です)

尚、2018年に実施されているiPhoneバッテリー交換割引サービスではiPhone 6以降をお持ちの方全員が対象となるため、事前の診断は不要となります。

事前準備

  1. 来店予約
  2. データをバックアップする
  3. 「AppleID」と「パスワード」を確認
  4. 「iPhoneを探す」をOFFにする

来店

今回はApple正規サービスプロバイダ最大手の「カメラのキタムラ 福井・バイパス南店」さんでバッテリーを交換してもらいました。
店舗ではまず整理券を受け取ります。金曜日の夕方でしたがあまり混んでおらず、同じ時間帯に待っている人は1人だけで予約時間から呼ばれるまでの待ち時間は5分程度でした。

交換修理作業

まずは、iPhoneのバッテリーの状態を診断するところから始まります。既に「Appleサポート」で診断している旨を伝えましたが、カメラのキタムラさんはバッテリーの状態に応じて見積もりするため、店舗での診断は必須のようです。この日の診断の待ち時間は説明混みで5分程度でした。

診断結果が出たら、幾つかの同意書に署名して交換修理作業となります。混み具合にもよると思いますが、この日の交換修理中の待ち時間は15分程度でした。これは短い時間なのですが、この間は手元にiPhoneの無い状態で待つことになるため、手持ち無沙汰になり実際よりも長い時間に感じました。何か暇つぶしになるものを持っていくと良いでしょう。

作業後は動作確認をして、料金の説明を聞き、支払いを済ませれば終了です。

ちなみに、カメラのキタムラさんではTポイントが付与されますので、Tカードをお忘れなく。

iPhone 6 / 6 Plusの注意点

iPhone 6 / 6 Plus本体の『折れ曲り』問題を記憶されている人もいいのではないかと思います。初めてアルミボディを採用したiPhone 6 / 6 Plusですが、剛性が低く外力により曲がってしまうというものです。

実は、この剛性の低さに起因して基盤に外力が加わり、タッチセンサーや画面を制御するチップに異常が発生する不具合があるようです。

症状としては、iPhoneの画面上部に灰色のチカチカと明滅するバーが現れたり、液晶にタッチしてもiPhoneが全く反応しなくなったりするというものです。カメラ撮影画面の細かいブレが発生する場合もあるようです。

iPhone 6 / 6 Plusのバッテリーを交換する際は液晶を外すことになりますが、この時にチップと液晶パネルを接続しているケーブルに引っ張られてチップに影響を及ぼし、同様の症状が出てしまう可能性があるようです。

Appleはこの問題をリコール対象として認めていないため、症状が出てしまった場合には有償の交換修理が必要となります。

カメラのキタムラさんでは、バッテリーの交換作業時に適切な方法を取っていても発生する可能性について説明を受け、カメラのキタムラさんには非が無く、有償にて交換修理するか最悪の場合は使用不能となる旨の注意がありました。

今回は無事にバッテリー交換が終了しましたが、iPhone 6 / 6 Plusのバッテリー交換を検討されている方は、くれぐれも慎重にご検討ください。

料金(2017年10月時点)

「Apple Store」と「Apple正規サービスプロバイダ」の最大の違いは修理費用です。料金設定はApple正規サービスプロバイダに任されており、業者や修理内容ごとに料金が異なります。

カメラのキタムラさんでiPhone 6 Plusのバッテリーを交換した場合の料金は、¥10,908(税込)でした。 但し、カメラのキタムラさんは持ち込まれたiPhoneの状態によって見積り金額が変わるようなので、あくまでも参考とお考えください。

尚、キャリアの保証に入っている場合、Apple StoreやApple正規サービスプロバイダでバッテリー交換すれば修理代金を還元してもらうことができます。Softbankの場合は「【備忘録】iPhoneのバッテリー交換後はSoftbankあんしん保証パック(i)の修理代金還元申請!申請方法・感想など」の記事を参考にしてみてください。

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KJインプレッション

こうして無事にiPhone 6 Plusのバッテリー交換を終え、まるで世界が変わったかのように快適なiPhoneライフが戻ってきました。

バッテリーの劣化は徐々に進行しているので、使う側も少しずつ順応しながら使用していたのでしょう。実際にはバッテリーの消耗に対して本当に多くの気遣いをしていたことに気づかされました。今にして思えば「何故もっと早く交換しなかったのだろう」という気持ちでいっぱいです。

確かに診断も交換のために店舗へ出向くのも、非常に面倒な作業です。どこで交換すれば良いのか?費用は幾らくらいかかるのか?など、ネットではわかりにくい情報も多いです。自分もバッテリーの劣化に気付きながら、実際に行動するまでは時間がかかりました。いつも「使えないわけでは無いし…」と言い聞かせて面倒ごとを回避する悪い癖みたいなものです(苦笑)

だからこそ、同じような方にお伝えしたいです。iPhoneが身体の一部のように無くてはならない存在になっている方ほど、早く診断して修理した方が良いです。身体の一部ということは、iPhoneの不調は病気や怪我と同じです。放っておいても何も良いことはありませんし、取り返しのつかない状態に陥ることもありえます。

例えば、バッテリーの劣化といえども液漏れが進行して他のパーツにダメージを与えていた場合には、交換だけでは済まなくなります。Apple storeやApple正規サービスプロバイダでの修理もできず、数日間の預かり修理が必要となります。当然ですが費用も嵩みます。やはり病気や怪我と同じです。

一方でiPhoneに限らず、スマートフォンは2020年頃に5Gへの移行に伴う大きな変化が待っています。今お使いのiPhoneを延命させるならば、5Gに対応した機種が登場するまでの2年余りというのが一つの目標となってきます(より早く対応モデルが登場するかもしれませんが…)。そう考えると、バッテリー交換のタイミングを考えるのはいささか難しい選択となります。少しでも長く、今のバッテリーを使った方がより長く使用できるとも考えられるからです。

そうした判断は素人の自分達にはなかなか難しく、やはり目安となるのは診断結果ということになるでしょう。診断結果が悪ければ交換する。診断結果が悪くなければ暫く使い続ける。それが良いと思います。その上で、Appleのバッテリー交換サービス対象の方は今年後半に交換するのが良いでしょう。バッテリーの診断については「【備忘録】iPhoneのバッテリーを公式アプリ「Appleサポート」で診断!」の記事を参考にしてみてください。

毎年新しい機種が登場しますが、まだまだ使い続けられるiPhoneを引退させてしまうのはもったいないです。バッテリー交換をうまく利用して、大切な相棒と永く付き合いたいものですね!

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