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Appleサポート
まずは自己診断だと思い、Google先生に教えていただいた有名なサードパーティー製アプリを検索します。しかし、見当たりません。実は「Appleサポート」アプリの配布に伴い、App Storeから非公式なバッテリー診断アプリの多くが姿を消してしまいました。
そこで今回はApple公式アプリ「Appleサポート」を使用してバッテリー診断を行います。
設定アプリで診断
まずは設定アプリを起動して、バッテリーに進みます。
iOS 10.2.1以降ではバッテリーに異常がある場合、iPhone のバッテリーの点検修理が必要になる可能性があります。という警告文が表示されます。まさに表示されていますね(苦笑)
Appleサポートアプリのインストール
App Storeアプリを起動して、おすすめの下部に画面をスクロールし、Apple Appに進みます。
Appleサポートアプリを入手します。
入手したら開くをタップします。
診断
Appleサポートアプリが起動したら、診断したいハードウェアを選択します。
続いて症状を選択します。今回はバッテリーの修理が必要であるとなります。
診断を実行するをタップします。
同意するをタップします。
診断ツール「モバイルリソースインスペクタ」が起動するので、診断が完了するまで待ちます。所要時間は約5分程度でした。
テストが完了したらさらに表示をタップします。
結果確認
診断結果に問題が無ければ指定した日時に電話してほしいと表示されます。今回は問題が検知されたようで今すぐお問い合わせくださいと表示されています。ああ、やはり問題が…
(注:ちなみにアプリ上には診断結果の詳細が表示されません!)
めげずに開始するをタップします。
電話番号を入力します。国番号+81に続くので本来は090〜の頭の0を外して90〜から入力する必要がありますが、試しに090〜で入力したところ問題ありませんでした。
電話番号を入力したら続けるが選択できるようになるのでタップします。
完了をタップして、Appleサポートからの着信を待ちます。
自分の場合は1分以内に着信がありました。
モバイルリソースインスペクタの結果についてAppleサポートの担当者から説明があります。モバイルリソースインスペクタの作成に失敗している場合はAppleサポートとiPhoneの画面を共有してもう一度診断することになります。この場合の所要時間は15分程度です。
気になる診断結果はやはり「バッテリー交換修理が必要」とのことでした(涙)
そして、バッテリー交換するにあたり
- 最寄りのApple正規修理店の案内
- 予約の要否
- バッテリー交換前の準備
について説明がありました。
ちなみに、交換までは必要ない場合には駆動時間を延ばすためのアドバイスが貰えるそうです。
KJインプレッション
アプリだけで完結しない点は「手軽さ」という観点からは少し残念です。一方で「確実さ」という観点からは非常にありがたいサービスだということもできるでしょう。
これまでのサードパーティ製のアプリでは、あくまでも簡易診断の域を出ておらず、異常を検知することしか出来ませんでした。あとはバッテリーを交換するか、暫くは様子を見るか、ユーザーの判断次第でした。
しかも、安易に格安の非正規修理業者にバッテリー交換を依頼した結果、作業ミスによる断線などの故障が発生したり、そうした更に深刻なハードウェアのトラブルに遭遇した際に正規修理業者のサービスを受けられなくなることが理解されておらず、混乱を招いていたようです。
Appleサポートアプリでは、iPhoneの状況を深く分析して本当にバッテリー交換が必要かどうか判断してくれます。数値的な結果を聞けないのは残念ですが、サードパーティ製アプリで異常判定が出ていてもAppleサポートアプリの診断によるソフト面での対策で改善する実績も多数あるそうなので、このアプリの結果は信頼できるものだと考えられます。
ユーザーとしては事実に基づく本質的な改善が得られるので、不要なリスクや出費を抑えられる点は非常に評価できると思います。
最終的にはアプリを離れ、電話で直接やりとりすることになるので敷居が高く感じられるかもしれませんが、そこはプロユーザーからライトユーザーまで幅広く対応するサポートなので、非常にわかりやすく丁寧に応対してもらえます。
ご使用中のiPhoneの調子が悪いと感じたら、是非このアプリを使用してハードウェアの状態を診断してみてください。
最後に余談ですが、総務省認定 登録修理業者について聞いてみました。Appleとしてはあくまでも登録修理業者を含め非正規修理業者による修理は、オススメしないとのことです。前述の通り他のトラブルが生じた場合に、非正規修理業者による修理の履歴があると、正規修理業者のサービスが受けられない可能性が高いそうです。
Apple StoreやApple正規サービスプロバイダよりも割安かつ非登録修理業者よりも確かな技術で修理可能な登録修理業者ですが、最終的なリスクはユーザーが負うことになります。慎重な判断が必要ですね。
しかし、約1ヶ月前からiPhoneのバッテリーが異様に早く消耗するようになってしまいました。
初めは「なんだかバッテリー残量の減り方が早い気がするな」という程度でしたが、それから僅か数日後には「残り30%台からのシャットダウン」するようになり、今や60%台でもシャットダウンすることがあります。先日の東京出張時には終始98%のまま突然シャットダウン(焦泣)
「これは明らかにバッテリーがおかしいぞ?」と思い、Google先生に知恵を借りようとしたところ、そのほとんどは情報が古かったり、「異常がある」ことを突き止めるところまでしか無いのです。
それならば、最新のiPhoneバッテリー公式診断方法である「Appleサポート」アプリを使って、バッテリー異常と診断された「その先」までレビューしてみようではありませんか!