壮年のサザンオールスターズ、 デビュー40周年!プレミアムアルバム『海のOh, Yeah!!』リリース!最新情報・TV出演・ライブ・感想など!

KJ
2018年6月25日にデビュー40周年を迎えた国民的ロックバンド、サザンオールスターズ。
この記事では、壮年期を迎えますます活躍が期待される彼らのアニバーサリーイヤーを追います!

SOUTHERN ALL STARS / サザンオールスターズ

メンバー

桑田佳祐(くわたけいすけ)

生年月日:1956年2月26日(62歳)
血液型:A型
出身地:神奈川県茅ヶ崎市
愛称:すけちゃん、けいちゃん、桑っちょなど
担当:ボーカル・ギター

関口和之(せきぐちかずゆき)

生年月日:1955年12月21日(62歳)
血液型:O型
出身地:新潟県阿賀野市
愛称:ムクちゃん
担当:ベース・コーラス

松田弘(まつだひろし)

生年月日:1956年4月4日(62歳)
血液型:O型
出身地:宮崎県宮崎市
愛称:ヒロシ、ヒロシくん
担当:ドラムス・コーラス

原由子(はらゆうこ)

生年月日:1956年12月11日(61歳)
血液型:B型
出身地:神奈川県横浜市
愛称:原坊
担当:キーボード・コーラス・ボーカル

野沢秀行(のざわひでゆき)

生年月日:1954年10月19日(63歳)
血液型:A型
出身地:東京都
愛称:毛ガニ
担当:パーカッション・コーラス

元メンバー

大森隆志(おおもりたかし)

生年月日:1956年12月12日(61歳)
血液型:A型
出身地:岡山県岡山市(宮崎県育ち)
愛称:ター坊
担当:リードギター・コーラス

結成メンバーの一人。2001年8月7日付けで独立した。
2006年5月11日、覚せい剤10g、大麻40gを所持していたとして、覚せい剤取締法違反と大麻取締法違反の現行犯で、妻と共に神奈川県警に逮捕された。2006年7月19日の判決公判では、懲役2年6ヶ月・執行猶予4年が言い渡された。
現在はソロおよび「The Rambling Brothers」の一員として活躍している。

グループ初の4年代連続1位

4年代(1980年代・1990年代・2000年代・2010年代)連続でアルバム首位を記録中。
これまで4年代連続アルバム首位記録(オリジナル、ベストなどすべて対象)は、徳永英明、桑田佳祐、山下達郎、松任谷由実、氷室京介、竹内まりやの計6組が達成しているが、いずれもソロアーティストで、グループとしては史上初。桑田佳祐はソロ・グループの両方で達成しており、これも史上初の快挙である。
また、サザンは各年代でオリジナルアルバムが首位を獲得。これはソロアーティストを含めても、デビュー同期(1978年)の竹内まりや(1980年代~2010年代)に続く史上2組目の記録である。

1980年代:『タイニイ・バブルス』『ステレオ太陽族』など計7作
1990年代:『Southern All Stars』『稲村ジェーン』など計7作
2000年代:『バラッド3~the album of LOVE~』『キラーストリート』の2作
2010年代:『葡萄』

壮年のサザンオールスターズ

壮年(そうねん)とは成人としてもっとも体力、気力が充実しているとされる年齢である。
厚生労働省の一部資料(健康日本21など)では、幼年期0~5歳、少年期6~14歳、青年期15~29歳、壮年期30~44歳、中年期45~64歳、前期高年期65~74歳、中後期高年期75歳~という区分をしている。
40周年を迎えたサザンオールスターズは、今まさに「壮年期」真っ盛りである。

海のOh, Yeah!!(うみのオヤー)

大ヒットアルバム『海のYeah!!』から20年の時を経て放たれる『海のOh, Yeah!!』。
“Daddy”side & “Mommy”sideと銘打った2枚組CDには、「壮年JUMP」<三ツ矢サイダー2018CMソング>、「闘う戦士たちへ愛を込めて」<映画『空飛ぶタイヤ』主題歌>を含む新曲3曲に加え、大ヒットシングル「TSUNAMI」「LOVE AFFAIR~秘密のデート~」「HOTEL PACIFIC」「涙の海で抱かれたい~SEA OF LOVE~」「ピースとハイライト」「東京VICTORY」など全32曲を収録。
完全生産限定盤には、ボーナストラック(「弥蜜塌菜のしらべ」<三ツ矢サイダー2017CMソング>)付。

完全生産限定盤のみデジパック仕様。

収録内容

Disc 1 :“Daddy”side

  1. TSUNAMI
  2. LOVE AFFAIR~秘密のデート~
  3. BLUE HEAVEN
  4. イエローマン~星の王子様~*
  5. SEA SIDE WOMAN BLUES
  6. 彩~Aja~ 7. HOTEL PACIFIC*
  7. 唐人物語
  8. SAUDADE~真冬の蜃気楼~
  9. 涙の海で抱かれたい~SEA OF LOVE~
  10. 私の世紀末カルテ
  11. OH!! SUMMER QUEEN~夏の女王様~*
  12. LONELY WOMAN
  13. 01MESSENGER~電子狂の詩~
  14. 限りなき永遠の愛
  15. 素敵な夢を叶えましょう

Disc 2 :“Mommy”side

  1. 東京VICTORY
  2. ロックンロール・スーパーマン~Rock’n Roll Superman~
  3. 愛と欲望の日々
  4. DIRTY OLD MAN~さらば夏よ~*
  5. I AM YOUR SINGER*
  6. はっぴいえんど
  7. 北鎌倉の思い出<新曲>
  8. FRIENDS
  9. ピースとハイライト
  10. アロエ
  11. 神の島遥か国
  12. 栄光の男
  13. BOHBO No.5
  14. 闘う戦士たちへ愛を込めて<新曲>
  15. 壮年JUMP<新曲>
  16. [Bonus Track] 弥蜜塌菜のしらべ(※完全生産限定盤のみ収録)

※Disc 1“Daddy”side M-14:正式には、0の枠内に/が入ります。
*アルバム初収録曲/ ※既発曲はリマスタリング収録

1998年6月25日発売 海のYeah!!(うみのイエー)

デビュー20周年を記念して発売されたベストアルバム。バラードベストや完全限定生産盤を除けば、サザンオールスターズの純粋なベストアルバムは本作と事実上の続編である『海のOh, Yeah!!』のみとなっている。

本作の発売目的は、同年に行われた静岡県渚園での大規模野外コンサート『スーパーライブ in 渚園 モロ出し祭り 〜過剰サービスに鰻はネットリ父ウットリ〜』を楽しんでもらうためのアルバムといった位置づけであり、デビューから20年間でのヒット曲や人気の高い曲が選出されている。

タイトルは「海の家」を捩ったもの。初回盤は特殊クリアスリップケース、デジパック仕様。通常盤は一般的なプラスチックケースであり歌詞カードのサイズも異なるが、収録内容など外装以外は同一。ジャケットは、10ccが1977年に発表したアルバム『愛ゆえに(Deceptive Bends)』のパロディで、宇宙飛行士の格好をした宇宙人が水着の女性を抱きかかえているという意味あり気なものに仕上がっている。

史上最強の2枚組アルバム

1998年7月6日付のオリコンチャートで初週100.4万枚を売り上げて、発売1週間で100万枚を突破した。2018年現在までに累計355.8万枚(オリコン調べ)を売り上げて、サザンオールスターズとしてはシングル・アルバム含め最高セールスとなっている。2018年現在、出荷枚数は480万枚を記録している。

シングル「TSUNAMI」が大ヒットした2000年、サザンが活動を再開した2003年などは特に高い売上を記録した。現在でもロングヒットを続け『バラッド3 〜the album of LOVE〜』とともに売上を伸ばし続けている。また、サザン無期限活動停止が発表された2008年5月19日を集計期間に含む2008年6月2日付のオリコンチャートでは再び『バラッド3』とともにトップ100内に返り咲いた。オリコンチャートに登場した作品で、初動が100万枚以上でチャート登場週数が100週を超えた作品はこの作品が初で、2枚組以上の作品としては現在日本最大の売上である。現在本作のチャート登場週数は481週である。

2018年8月4日付のオリコンアルバムデイリーランキングで、『海のOh, Yeah!!』が2.3万枚を売り上げ1位を獲得し、本作が0.2万枚で2位を獲得したため1位2位を独占した。週間ランキングにおいても8月13日・20日付で『海のOh, Yeah!!』が2週連続首位を獲得したのと連動して7位→6位とトップテン入りを果たしている。

2017年9月時点でTSUTAYAにおいて累計328万回以上がレンタルされ、同時点でTSUTAYAにおけるベスト盤のレンタル回数では歴代5位である。

受賞

第13回日本ゴールドディスク大賞 ロックアルバム・オブ・ザ・イヤー

収録内容

Disc 1 :SEA SIDE

  1. 勝手にシンドバッド
  2. いとしのエリー
  3. C調言葉に御用心
  4. 栞のテーマ
  5. いなせなロコモーション
  6. 夏をあきらめて
  7. チャコの海岸物語
  8. 匂艶 THE NIGHT CLUB
  9. 鎌倉物語
  10. BYE BYE MY LOVE (U are the one)
  11. ミス・ブランニュー・デイ (MISS BRAND-NEW DAY)
  12. みんなのうた
  13. 希望の轍
  14. 忘れられた BIG WAVE

Disc 2 :SUNNY SIDE

  1. 真夏の果実
  2. YOU
  3. シュラバ★ラ★バンバ
  4. 涙のキッス
  5. さよならベイビー
  6. エロティカ・セブン
  7. 素敵なバーディー (NO NO BIRDY)
  8. そんなヒロシに騙されて
  9. マンピーのG★SPOT
  10. あなただけを ~Summer Heartbreak~
  11. MOON LIGHT LOVER
  12. 太陽は罪な奴
  13. 恋のジャック・ナイフ
  14. 愛の言霊 ~Spiritual Message~
  15. 平和の琉歌

NHK 40周年プレミアム「クローズアップ!サザン」

今年、デビュー40周年を迎えたサザンオールスターズが、一夜限りのスペシャルスタジオライブを開催! 約800人のファンを前にNHKのスタジオから「勝手にシンドバッド」、「LOVE AFFAIR~秘密のデート~」、「HOTEL PACIFIC」などのヒット曲や、「闘う戦士たちへ愛を込めて」、「壮年JUMP」など最新の楽曲まで、ほかでは決して見ることができないこん身のライブを披露します!

番組ではこのライブの模様をお送りするとともに、メンバーへのインタビューも収録。デビュー当時の出会いから現在に至るまで、桑田佳祐を中心にサザンオールスターズの40年の歩みとこれからについて語ります!

40周年プレミアム「クローズアップ!サザン」
放送予定:8月8日(水)総合 後10:00~11:10
出演:サザンオールスターズ

WOWOW サザンオールスターズ「海のOh, Yeah!!」スペシャル

デビュー40周年を迎え、新たな旋風を巻き起こすサザンオールスターズのこの夏の活動に迫るスペシャル番組を放送!!

今年、デビュー40周年を迎えたサザンオールスターズ。映画『空飛ぶタイヤ』の主題歌として書き下ろした3年ぶりの新曲「闘う戦士たちへ愛を込めて」が配信サイトの各ランキングで1位を席巻!また、最新楽曲「壮年JUMP」が使用されたTVCMに出演、さらにデビュー40周年記念日の6月25日から2日間にわたり東京・NHKホールで40周年YEARのキックオフライブを開催し、大いに盛り上がったことも記憶に新しい。
8月1日(水)にはプレミアムアルバム『海のOh, Yeah!!』をリリースし、同月12日(日)には国内最大のロック・フェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018」で大トリを務めることも決定しているなど、まだまだ精力的な活動は続く。
WOWOWでは、そんなサザンオールスターズのこの夏の活動に迫る特別番組を8月26日(日)に放送することが決定!なお、8月1日(水)より新曲「壮年JUMP」を使用した番宣CMも放送スタート予定。
2019年春には全国ドーム&アリーナツアーも決定するなど、この40周年YEARに、どんな旋風を巻き起こしてくれるのか・・・その始まりを飾る、見逃せないサザンオールスターズの夏をWOWOWの番組で目に焼き付けて頂きたい。

放送予定:8月26日(日)後7:00~

スペースシャワーTV「40th Anniversary サザンオールスターズ検定 サザンがQ 2018」

10年前に企画・放送された「SAS検定 サザンがQ」。 あの伝説の番組がサザンオールスターズのデビュー40周年とプレミアムアルバム「海のOh, Yeah!!」の発売を記念して、10年ぶりに復活!

サザンオールスターズにまつわるクイズで、サザンフリークNo.1を決定するこの企画。 サザンオールスターズのオフィシャルHP内で行われた予選を通過した、選ばれし者たちによる決勝大会の模様を独占放送! 果たして栄光は誰の手に!? お見逃しなく!

「サザンがQ」とは!?

サザンオールスターズにまつわるクイズで、サザンフリークNo.1を決定するスペシャル特番です。
まず、「予選」ではサザンオールスターズのオフィシャルHP(WEB)上でサザンに関する知識と回答スピードを競っていただきます。予選で上級レベルに認定された方の中から選ばれし者が「決勝大会」にコマを進めることができ、スタジオで白熱のバトルを展開していただきます!

見事優勝した方には、サザンオールスターズファン感涙の豪華賞品を贈呈!なお、この決勝大会の模様は9月にスペースシャワーTVで、特別番組として放送します。
全国のサザンオールスターズ応援団の皆様はもちろん、「我こそはサザンフリーク!」というそこのあなた!挑戦をお待ちしております!

集えサザンフリーク!挑戦はこちらから

放送予定:9月30日(日)21:00~22:00

KJインプレッションズ

1991年。小学6年生だったこの年は、その後の人生を決定付けた出逢いに溢れた1年だった。

アイルトン・セナや本田宗一郎に魅了されてF1を欠かさず観るようになったのもこの年。
辰吉丈一郎に熱狂してプロボクシングを観るようになったのもこの年。
かとうれいこらグラビアアイドルに心奪われて女性を初めて意識したのもこの年。
そして、初めてカセットテープやCDを購入して音楽に夢中になったのもこの年からの出来事。

初めて購入した2枚の8cmCD。サザンオールスターズの『ネオ・ブラボー!!』と『みんなのうた』だった。

音楽に興味を持ったのは1988年頃で、父親が購入したハンディーカラオケセットがきっかけだった。当時の新旧のヒット作品を多数収録した数本のカセットテープを気に入ってよく聞いたり歌ったりする遊びにハマった。特に気に入っていたのは流行していた光GENJIの『パラダイス銀河』とWINKの『愛が止まらない 〜Turn it into love〜』だった。それから彼ら彼女らが出演する音楽番組を観るようになり、ローラースケートをしたり振り付けを真似したりしていた。

その後もアニメ『ドラゴンクエスト』の主題歌だった徳永英明の『夢を信じて』だったり、『ウッチャンナンチャンの誰かがやらねば!』の主題歌だった山下久美子の『Tonight(星の降る夜に)』だったり、『とんねるずのみなさんのおかげです』の主題歌だった『情けねえ』だったりといった感じで「テレビ発信のエンターテイメント」としての音楽は好きだった。

それから「音楽ソフトを購入した」という意味では、B’zの『IN THE LIFE』とCHAGE&ASKAの『TREE』のカセットテープを購入していた。どちらもドラマの主題歌目当てだったが、歌を覚えようと少し聞いては巻き戻し、を繰り返して何度も聴いていた。しかし、その様子を見た父親が、クリスマスにCDラジカセを買い与えてくれ、年末に祖父宅へ帰省した際にCDを購入したことが音楽熱に火を点けたきっかけだった。そのCDこそが上記の2枚だった。サザンとの出逢いは、冬の出来事だったのだ。

何故サザンだったのか?上述のカラオケテープでサザンの存在は知っていたが、それほど強い興味を持っていたわけではなかった。『いとしのエリー』や『Ya Ya (あの時代を忘れない)』はその頃から既に大好きだったのだが、サザンそのものに対する知識や特別な想い入れは無かった。

CDラジカセを買ってもらって迎えた年末、祖父宅から近いショッピングセンターに連れて行ってもらった時、音楽ソフトコーナーにて一人でCDを選んでいると、後ろに少しだけビデオのコーナーがあることに気付いた。そして、何気無く見ているとコーナーの端に、裸の女性のパッケージのビデオがあり、そこには週刊誌のグラビアを見て心を奪われた『あいだもも』という女優の作品があった。今にして思えば、何故ショッピングセンターにそんなものがあったのかと首を傾げたくなるが、そういう時代だったのだろう。

情けない話だが、社会のルールなど知らない少年は、それを衝動的にレジに持って行ったのだ。当然、レジのおじさんに「これは君にはまだ早いよ」と販売を断られ、恥ずかしくなって直感で急いで手にした2枚のシングルCDがそれだったのだ。エロが少年とサザンを引き合わせた、という実にそれらしいエピソードだと思うが、冷静に考えるとあり得ないような話である。(ちなみにそのビデオは中学2年生の時に手に入れた。懐かしい)

偶然手にしたこの2枚。いかにも”サザンらしい”ポップなサウンドではあるものの、歌詞の世界が凄かったのである。例えば『みんなのうた』はサビにキャッチーなフレーズを散りばめているが、全体的にはそれほど深みの無いありきたりな遠い夏のラブソングである。しかし、カップリング曲『おいしいね 〜傑作物語』を合わせて聴くと、この曲は強烈な意味を感じる。『ネオ・ブラボー!!』もまた、陽気に夏を歌うかと思いきや、その日差しで生じる影を歌っているのである。小学生にとって、その意味を正しく理解するには難解だったものの、それまでに楽しんできた「テレビ発信のエンターテイメント」としての音楽との違いに、強烈な衝撃を受けたのだった。

こうしてサザンと音楽に夢中になっていったのである。

当時、お小遣いのほとんどはF1の速報誌とCDに消えていた。CDは中古が多かった。町中の中古店を自転車で駆け回った。デビュー13年目のあの頃でさえ少年の財力ではサザンの歴史を遡るには厳しいものがあったのだ。そういえば、レアアイテムを飾る鍵付のショーケースの中にある『すいか』というベストアルバムに憧れた日が懐かしい。

翌1992年になると、仲の良い同級生との会話の中心にはサザンがあった。そして、ラジオを録音しておいて『涙のキッス』や『シュラバ★ラ★バンバ」のオンエア解禁日に聴いたり、アルバム『世に万葉の花が咲くなり』を予約購入したり、ラジオにハガキを書いて『エロティカ・セブン』をリクエストをしたり、電話リクエストで『素敵なバーディー (NO NO BIRDY)』をリクエストしたり、音楽に関する自分にとっての初体験の多くをさせてくれた。

初めて観たライブは『桑田佳祐 LIVE TOUR ’94 “さのさのさ”』だ。初めて県外で観た野外ライブは、今や伝説となった甲子園での『Southern All Stars Stadium Tour 1996 ザ・ガールズ万座ビーチ』。あのジェット風船とライターキャンドルの光景は、生涯忘れないだろう。

あれから、20数年が過ぎた。

サザンをきっかけとして音楽に目覚めた後、1992年に始まった『赤坂泰彦のミリオンナイツ』というラジオ番組を通じて様々な音楽を聴き、自分の心の奥底にある何かを突き動かすような衝動に駆らせる楽曲やアーティストと出逢った。それが氷室京介や布袋寅泰であり、BOØWYやCOMPLEXであり、X JAPANやhideである。やがて、彼らに向ける熱量がサザンへのそれを上回っていった。

何も変わらず大好きなままだけど、もっと胸が熱くなるヒトに浮気をするかのような感覚だった。高校時代になると、交友関係の変化に加えて世代的にもサザンが話題の中心となることは少なくなり、自分の生活においてもど真ん中からは少しずつズレていった。

ただ、それでもサザンはいつも人生の傍に居た。決して居なくなることは無かった。
周りの誰かと語り合うことも無ければ、イベントへ出掛けるようなことも無い。ただ一人、車の中やウォーキング中にヘビーローテーションし続けてきた。ただ一人、彼らが出演するテレビを観たりネットで情報を集めたりし続けてきた。燃え上がるような熱さは無いが、冷め切ってはいない。そして、いつも確実に求める想いがあった。

自分にとってのサザンオールスターズとは、長年連れ添ったパートナーのような存在である。そして、パートナーは初恋の人なのだ。身勝手だけど、本当に特別な存在なのだ。

サザンにも幾つか”迷走”と揶揄された時代がある。今回のプレミアムアルバム『海のOh, Yeah!!』にも、その時代の断片が入っている。けれども、同時代の洋楽を聴いていれば、それが”迷走”などではなく、最先端の音楽やテクノロジーに対する日本のポップスの実験や挑戦だったことはよく分かる。サザンは決して迷走などしていなかった。

そして、実験を終えたサザンが王道とも言える『TSUNAMI』を大ヒットさせて日本のミュージックシーンのド真ん中に帰還した時、心の中でガッツポーズを決めた。「ほら見たか!」と勝手に誇らしい気持ちになったものだ。一方では”大衆向け”のポップナンバーを隠れ蓑にして、ブラックユーモアやシニカルさを散りばめたカップリングナンバーやコンセプチュアルなアルバムで「ニヤリ」とさせてくれるのである。

そんな特別な存在であるサザンオールスターズが、40周年を迎えた。
前作「葡萄」はとてつもない傑作だった。生けるレジェンドのように扱われることも増えてきたが、まだまだこれからも素晴らしい音楽を波や雪にのせて聞かせて欲しい。そして、自分はいつまでもそれを一人遊びで楽しみ続けていきたいと思う。

そういえば、来年はツアーがあるそうだ。久しぶりに、サザンに会いに行きたくなった。



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