『みそ味専門 マタドール』さん（東京都足立区）で北千住の進化系贅沢濃厚牛骨味噌らぁ麺！【KJラーメンブログ】

東京・北千住にある珍しい牛骨ラーメンで有名な『マタドール』さんの姉妹店『みそ味専門 マタドール』さんに行ってきました！

みそ味専門 マタドール

濃厚味噌と歌いつつも、油や豚骨スープ、野菜を溶かした濃厚さばかりのラーメン業界に一石を投じた、味噌自体が濃厚ならぁ麺を提供、西京味噌を主軸に４種類の味噌をブレンドした上品かつ甘口な東京発の新御当地味噌らぁ麺です。

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KJオーダー：贅沢濃厚味噌らぁ麺

贅沢濃厚味噌らぁ麺　¥1,100

刺激的な煽り文句で他店を挑発する新世代味噌らーめん。まずは具材の色合いなど、ヴィジュアルがかなり良いです。

本店の1.5倍以上もの牛骨・牛アキレス・牛筋を中心に、30品目以上の香味野菜・魚介乾物・山菜乾物から出汁をとったスープ。京都の西京味噌を中心に信州味噌や八丁味噌など4種類の味噌を大量に使いながらも塩分を極限まで抑えた味噌だれ。この2つが合わさって完成する、味噌特有のクリーミーさを持つ、上品な甘さと牛の存在をしっかりと感じられる唯一無二の味噌スープは、まさに絶品の一言です。

見事、店主の言葉通りの「味噌が濃厚」なスープに仕上がっています。

麺は濃厚なスープにも負けない、三河屋製麺の特注中太麺。もちもち食感で喉越しも良い。ここまでくると麺の太さや縮れ具合などお構いなしにスープがよく絡みます。

牛ひき肉に加えて、関西でよく使用される”あぶらかす“が具材として用いられています。揚げたままの状態ではカリカリとした食感が面白いです。しかし、徐々にスープの熱で溶け始めると牛ホルモンのコクや旨味がスープをまろやかにしていきます。素晴らしい仕掛けです。

焼豚（チャーシュー）ならぬ焼牛（チャーギュウ）は2種類。こちらはマタドールさん自慢の自家製ローストビーフ。

もう1種類の焼牛（チャーギュウ）は牛カルビ。

らーめんの代表的な具材であるメンマの代わりにレンコンが入っています。歯ざわりや食感が良く、濃厚な味噌スープとの相性も抜群です。九条ねぎやもやしは量が控えめ。九条ねぎの甘みはスープによく合うが、あまり香りが増すとスープの風味を損ないます。同様にもやしの水分もスープの濃厚さを損いかねません。どちらもこれが最適な量だと感じました。

そして野菜系の具材で特筆すべきは刻みトマトでしょう。トマトの酸味がスープを軽く爽やかな味わいに変えてくれます。あぶらかすといい、店主のアイデアには脱帽するばかりです。焼牛のカルビを煮込んだ醤油で漬け込んだ肉の旨味たっぷりの味玉は、半熟具合も絶妙。すべての具材がこだわり抜かれています。

本当に素晴らしい味噌らーめんを食べました。この味噌らーめんは久々に「また食べてみたい」と思わせられました。
味噌らーめんの新しい可能性を感じたい方には是非とも一度食べてみてほしい一杯です。ごちそうさまでした！

ちなみに、1つだけ気になることがあります。「西京みそ中心に味噌が濃厚」や「トマト」や「BB（ビーフブラック）」というところから色々と”富山”を連想せずにはいられません。前者は『エアーストリーム』さん、後者は『富山ブラック』が元ネタなのではないでしょうか？答え合わせのできない疑問ですが、北陸人としては非常に気になるところです。

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