『大島』さん（東京都江戸川区船堀）でTRYラーメン大賞殿堂入り！札幌の有名店『すみれ』直系札幌味噌らーめん！【KJラーメンブログ】

TRYラーメン大賞名店みそ部門4連覇の偉業を果たした、東京を代表する味噌らーめんの名店「大島」さんを紹介します！

大島

店主の大島剛史氏は、北海道札幌市の有名店「すみれ」にて12年の修行を経て、「札幌王道の味噌ラーメンの味を多くの方に知ってもらいたい…」という気持ちで2013年5月11日に東京都江戸川区にオープン。
店名の『大島』は「すみれ」の社長に決めて頂いたそうです。

札幌味噌ラーメンが同店人気の一杯で、連日行列を作っています。

らーめん王やラーメン評論家ら業界最高権威と称される面々によって毎年厳正な審査が行われる「東京 ラーメン・オブ・ザ・イヤー（通称：TRYラーメン大賞）」において、みそ部門4年連続1位の偉業を達成。

開店5年にして、名実ともに東京を代表する名店です。

メニュー

お店に入ってすぐ左側にある券売機で食券を購入するスタイルです。

KJオーダー：味噌

味噌　¥800

初めて『大島』さんに来て、味噌以外の選択肢はあり得ません(笑)
他のお客さんも全員が味噌を注文されていました。

まず嬉しいのは水がステンレスタンブラーに入れられて提供されること。最後まで冷たくいただける嬉しい心遣い。

スープは豚骨と鶏ガラをベースに白菜、ネギなどの野菜を使用。食材の旨味を引き出すために弱火で長時間煮込んでいます。

味噌ダレには『すみれ』さんと同じ信州産の白みそを使用し、ほどよく焼いてから丁寧に練って角のない味に整えられています。もちろん、白みその持つ優しい塩気や甘みはしっかり残しています。この辺りの作業は、純すみ直系店でも随一の作業ではないでしょうか。

ベースとなるスープと味噌ダレを合わせる際に入れられる炒めた玉ねぎやにんにくの甘みが、味噌スープの味わいをまろやかにしています。

味噌スープの表面は『すみれ』さん同様にラードで覆われており、アツアツな状態で提供されます。ラードの量は『すみれ』さんよりも少なめの印象ですが、味わいのまろやかさは損なわれていません。

『すみれ』さんや兄弟子にあたる富山の『麺屋つくし』さんと比較すると、より上品でマイルドな味わいです。本当に美味い。飲み干してしまうスープです。生姜の溶かし具合で風味や味の変化も楽しめます。

麺も『すみれ』さんと同じく札幌・森住製麺の熟成された多加水の中太縮れ麺です。玉子麺の風味もスープに合います。茹で具合はややかためで、弾力性があり歯ごたえや喉越しが良いです。スープのからみも申し分ありません。

ロース系煮豚スライスは「柔らかくなるまでスープで煮込んだ後、家庭用の醤油に漬けているだけ」とおっしゃられていますが、スープとの相性が良く、脂のホロホロの柔らかさと肉の歯ごたえのバランスがとても良いです。

この他、メンマ、刻みネギ、炒め玉ねぎとサイコロ状に切られた端切れチャーシューが盛り付けられています。チャーシュー以外の具材は『すみれ』さんとほぼ同様です。

味噌に限らず、らーめんはその土地の味の好みが反映されるものです。同じ「純すみ直系」でも、富山の『麺屋つくし』さんは『すみれ』さんよりも濃厚な味わいでパンチもあります。対するこちらの『大島』さんは上品でマイルドに仕上げられています。

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2021.02.27

好みは人それぞれだと思いますが、1つだけ言えることは「すみれの暖簾分けに間違いなし」ということでしょう。そして、「TRY名店みそ部門4連覇の実績にも偽りなし」です。

東京都江戸川区を訪れたならば、味噌らーめん好き必食の一杯です。ごちそうさまでした！

お店情報