『笹はら』さん（福井県越前市）で”とみ田系”濃厚魚介豚骨味噌らーめん！【KJラーメンブログ】

福井県越前市（武生）にある”とみ田系”つけ麺で大人気の『笹はら』さんの限定ラーメンを紹介します！

中華そば・つけそば　笹はら

店主の笹原康二郎さんは、”大つけ麺博日本一決定戦”を制した千葉県松戸市の名店『中華蕎麦とみ田』さんと直系2号店にあたる『東池袋大勝軒 ROZEO』さんで修行された後、2011年3月11日に福井県越前市にオープン。たちまち大人気となり、休日には今でも行列のできるお店となっています。

2016年1月19日には福井県福井市に姉妹店『極太製麺 笹の極み』、2016年10月3日には『笹はら 小松店』（惜しまれつつ閉店）も出店されました。

メニュー

入り口すぐにある券売機で券を購入するシステムです。

KJオーダー：限定らーめん（みそ）＋ 全部のせ

限定らーめん（みそ）￥830 ＋ 全部のせ+￥280

『中華蕎麦とみ田』さんや『東池袋大勝軒 ROZEO』さんのDNAを受け継ぐつけ麺が大人気ですが、味噌らーめん派の自分は迷わず「限定らーめん（みそ）」をオーダー。土曜日の昼食時ということもあり、食券を買ってから10分ほど待ってカウンターの席へ案内されました。それから待つこと5分ほどで着丼。見慣れないヴィジュアルの味噌らーめんに興味津々となりました。

一目で見てわかるほどの濃厚な魚介豚骨スープ。見た目にも香りにも魚粉の存在感が際立っています。そして濃度や粘度の高さに土台となる豚骨スープの存在もしっかり感じます。味噌ダレはやや甘めですが、スープのインパクトとバランスがとれています。関西を中心に「またおま（またお前か！）系」と言われるほど大流行した濃厚魚介豚骨ですが、つけ麺を好んで食べないこともあり、これが初体験となります。

濃厚魚介豚骨味噌、甘みと酸味の調和が意外と美味しいです。

実は終盤になるとやや重さを感じるようになりましたが、一味で辛味を加えたところ、俄然食べやすくなりました。

全粒粉を使用した多加水の自家製の超極太角麺。重量感があり、一定量をまとめて持ち上げるのにも苦労します。そして口に含めば、表層はもっちりとした食感ながらも芯には強い弾力を秘めた、非常に主張の強い麺となっています。歯応えも喉越しも初めての感覚です。スープの粘度が高いので、麺によく絡んでいます。

最初は少し戸惑いましたが、徐々に慣れてくると「これはアリ！美味い！」と感じるようになり、箸も進みます。

ただ、さすがに終盤になるとドッシリと腹に溜まります。

豚バラロールチャーシューは炙りが入って香ばしく、肉の引き締まった歯ごたえと脂身のとろけるような食感が絶品です。これだけでも”ご飯のおかず”になりそうな印象です。

メンマも麺に負けじと極太で濃厚な味付けです。食感は見た目に反して、程よく歯応えを残しつつも柔らかめとなっています。

巨大な木耳。コリコリ食感が面白いですが、正直あまり存在意義を感じませんでした。

味玉は黄身がとろとろです。このまま食べても良いですし、スープに溶かしてまろやかさを増すのも食べ方の一つかもしれません。

ねぎは瑞々しくて好印象なのですが、もう少し多めだと嬉しいです。

普段、つけ麺を食べることがない自分にとって、このらーめんはスープも麺も衝撃的な初体験でした。自分の好みに強いこだわりを持つ向きには「これは味噌らーめんじゃない！」「美味しくない！」という意見もあるようです。確かに一般的な動物系スープをベースとした味噌らーめんを想像して食べると、まさに麺食らう…もとい面食らうかもしれません。

自分も驚きましたが、むしろ「つけ麺を食べてみたい」と思いました。この味噌らーめんを食べてみなければ、つけ麺に興味を持つこともなかった筈で、何事も経験してみることで自分の世界は広がっていくものなのだなぁ、と改めて感じました。

つけ麺好きの方も冒険心溢れる味噌派の方も、武生にお越しの際は是非一度『笹はら』さんの濃厚魚介豚骨味噌らーめんをご賞味ください！

お店情報