『中華そば まるせい』さん(福井市)でスープ至上主義の逸品!【KJらーめんブログ】

KJ
これまで味噌らーめんに特化してきた【KJらーめんブログ】ですが、これからは他の味も紹介していきたいと思います。

この記事では福井市の大人気店『中華そば まるせい』さんの中華そばをご紹介します!

中華そば まるせい

福井市を代表する中華そばの人気店

大学時代からラーメンに夢中となった元商社マンの店主が一念発起し、脱サラして開業された福井の人気店「中華そば まるせい」さん。

ラーメン作りを始めた当初は、なかなか思い描く味に辿り着くことができず、苦労の連続だったそうです。

その味へのこだわりは強く、今でもスープに納得できない日は臨時休業にされるほどです。

今や伝説となった西福井の名店「ふくまる軒」の閉業後、福井の中華そばファンを満足させるお店の筆頭といえば『まるせい』さんでしょう。

スポンサーリンク

メニュー

単品

中華そば 650円
中華そば(大) 750円
チャーシューメン 860円
チャーシューメン(大) 960円
やきめし 550円
やきめし(小) 300円
ギョーザ(6ケ) 360円
鶏からあげ(6個) 550円
ライス 150円
ライス(小) 100円
ビール 500円

定食

定食① 中華そば、ギョーザ(5個)、ライス(小) 950円
定食② 中華そば、からあげ(3個)、ライス(小) 950円
定食③ 中華そば、ギョーザ(5個)、やきめし(小) 1,150円
定食④ 中華そば、からあげ(3個)、やきめし(小) 1,150円

テーブル調味料は塩と胡椒、餃子のタレと辣油のみという潔さです。

スポンサーリンク

KJオーダー:定食④

定食④ 1,150円

平日の11時過ぎに訪れると、炎天下の開店30分前だというのに入り口には5名ほどのお客さんが並んでいます。駐車場にも2台の車が停車し、おそらく涼しいであろう車中で待たれていました。

そして、11時20分頃になると頃合いを見計らっていたかのように数台の車が押し寄せ、車中で待機していたお客さんも一斉に車を降りて列を作り出します。

それを見越していたかのように早めの開店。次々に店内へ案内されると本来の開店時間である11時30分には満席となっていました。その直後に訪れたお客さん達は「開店時間なのになんで!?」と驚いていましたが、こういうカラクリがあったのです。

席に陣取ると、店主の奥様が注文を受けてくれます。低姿勢ながら愛想の良い、好感の持てる接客です。

それから待つこと10分ほどで着丼。後から単品を頼まれたお客さんの方が早く提供されていました。調理は店主のワンオペなので、サイドメニューの付く定食よりも中華そば単品のお客さんを優先して、席の回転を早めているのだと思います。

第一印象は紛れもなく「昔ながらの中華そば」そのものです。その器の中に、どんな人気の秘密が隠されているのでしょうか?期待が高まります。

鶏ガラの出汁をベースに薄口醤油を合わせた半濁のスープ。口当たりは割とアッサリしていますが、シンプルさの中にも出汁や醤油の甘みや旨味を感じさせる深い味わいです。

そして、白胡椒と思しきスパイスの仄かな刺激が、適度な中毒性をもたらして食が進みます。

表面は鶏油でコーティングされており、鶏ガラと相まって豊かな香りを漂わせると共に、時間が経っても熱々の状態を維持する作りになっています。

美味い!このスープは本当に秀逸です!

お年を召した方から小さなお子さんまで、幅広い層のお客さんで賑わう理由がよくわかります。「万人受けする味」というと平均的なものを想像しがちですが、これは「誰もが大好きになる」という高次元の意味での「万人受け」するスープです。

麺は中細ストレートの自家製麺。低加水で茹で加減は柔らかめ。表面は少し溶けているくらいなのですが、程良いコシも感じられ、スープもよく絡んでいます。これは特にお年を召した方やお子様には好まれる麺ではないでしょうか。

一方、硬めを好む方や喉越しに期待される方には、物足りなさを感じる方もいらっしゃる筈です。個人的にも、もう少しだけ硬めの方が好みです。

ただ、極上のスープを一切邪魔することなく、その良さを引き立てているという意味では、とても相性の良い麺と言えるでしょう。

小麦を感じる…というような高尚なものではなく「最高のスープを食べるための麺」という割り切りの潔さを感じさせます。

チャーシューは肉厚な豚肩ロースです。チャーシューメンでは5枚入っています。これも美味しいのですが、赤身の歯応えと濃い味付けからは、スープや麺との一体感をあまり感じられませんでした。

好みの差かもしれませんが、中華そばやラーメンのトッピングに「豚肩ロースのチャーシュー」という組み合わせの成功例を、あまり体験したことがありません。

もちろん「ビールのおつまみ」としては堪らないのですが…。

麺と同様にメンマもやや柔らかめの煮加減。これは店主の好みの固さなのかもしれません。

ネギはしっかり水に浸して臭みを取ってあります。こういう所に店主の丁寧な仕事が垣間見えます。

からあげは美味しいのですが、少し揚げ過ぎで衣もお肉も固くなっていました。スープに手間暇をかけられている店主の仕事だけに、これは少々残念でした。それとも、これが正解で自分と好みが合わないだけなのかも?

チャーハンはかなり優しい味わいです。パラパラで普通に美味しかったです。丁寧な仕事をされる店主なので、次の機会には是非ともギョーザを食べてみたいと思います。

全体的にバランスの取れた美味しい中華そばでした。特に『スープ至上主義』と表現しても決して過言ではないようなスープは、まさに絶品の一言でした。

交通の便が決して良くない立地ではありますが、福井市にお越しの際には是非とも一度ご賞味いただきたい『昔ながらの中華そば』です!

スポンサーリンク

お店情報

中華そば まるせい
住所:福井県福井市板垣2-1429
電話番号:0776-33-3791
営業時間:11:30~15:00
定休日:日曜日
駐車場:有

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です