Table of Contents
2019 FIA Formula One World Championship®
2019 新車発表日程
チーム | マシン名 | 発表日程 |
---|---|---|
ハース | VF-19 | 2/7(木)20:00(New Look Only) |
トロ・ロッソ | STR14 | 2/11(月)22:30(STR14 Launch) |
ウイリアムズ | FW42 | 2/11(月)24:00(New Look Only) |
ルノー | R.S.19 | 2/12(火)20:30(R.S.19 Launch) |
メルセデス | W10 | 2/13(水)19:00(W10 Launch) |
レッドブル | RB15 | 2/13(水)21:00(RB15 Launch) |
レーシング・ポイント | RP19 | 2/13(水)24:00(RP19 Launch) |
マクラーレン | MCL34 | 2/14(木)21:00(MCL34 Launch) |
フェラーリ | SF90 | 2/15(金)18:45(SF90 Launch) |
アルファロメオ | C38 | 2/18(月) |
2019 プレシーズンテスト
バルセロナテスト1回目 | リザルト |
---|---|
2/18(月) | セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)1:18.161 169Laps |
2/19(火) | 1st シャルル・ルクレール(フェラーリ)1:18.247 154Laps |
2/20(水) | |
2/21(木) |
バルセロナテスト2回目 | リザルト |
---|---|
2/26(火) | |
2/27(水) | |
2/28(木) | |
3/1(金) |
2019 レース
Rd. | 決勝 | グランプリ |
---|---|---|
1 | 3月17日 | オーストラリアGP(メルボルン) |
2 | 3月31日 | バーレーンGP(サクヒール) |
3 | 4月14日 | 中国GP(上海) |
4 | 4月28日 | アゼルバイジャンGP(バクー) |
5 | 5月12日 | スペインGP(バルセロナ) |
6 | 5月26日 | モナコGP(モナコ) |
7 | 6月 9日 | カナダGP(モントリオール) |
8 | 6月23日 | フランスGP(ル・キャステレ) |
9 | 6月30日 | オーストリアGP(シュピールベルク) |
10 | 7月14日 | イギリスGP(シルバーストン) |
11 | 7月28日 | ドイツGP(ホッケンハイム) |
12 | 8月 4日 | ハンガリーGP(ブダペスト) |
13 | 9月 1日 | ベルギーGP(スパ・フランコルシャン) |
14 | 9月 8日 | イタリアGP(モンツァ) |
15 | 9月22日 | シンガポールGP(シンガポール) |
16 | 9月29日 | ロシアGP(ソチ) |
17 | 10月13日 | 日本GP(鈴鹿) |
18 | 10月27日 | メキシコGP(メキシコシティ) |
19 | 11月 3日 | アメリカGP(オースティン) |
20 | 11月17日 | ブラジルGP(サンパウロ) |
21 | 12月 1日 | アブダビGP(ヤス・マリーナ) |
2019 チーム・マシン・エンジン・ドライバー
エントリー
Car No. | Driver | Team | Engine |
---|---|---|---|
44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ | メルセデス |
77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ | メルセデス |
5 | セバスチャン・ベッテル | スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ | フェラーリ |
16 | シャルル・ルクレール | スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ | フェラーリ |
33 | マックス・フェルスタッペン | アストンマーチン・レッドブル・レーシング | ホンダ |
10 | ピエール・ガスリー | アストンマーチン・レッドブル・レーシング | ホンダ |
3 | ダニエル・リカルド | ルノーF1チーム | ルノー |
27 | ニコラス・ヒュルケンベルグ | ルノーF1チーム | ルノー |
8 | ロマン・グロージャン | リッチ・エナジー・ハースF1チーム | フェラーリ |
20 | ケビン・マグヌッセン | リッチ・エナジー・ハースF1チーム | フェラーリ |
55 | カルロス・サインツJr. | マクラーレンF1チーム | ルノー |
4 | ランド・ノリス ※ | マクラーレンF1チーム | ルノー |
11 | セルジオ・ペレス・メンドーザ | レーシング・ポイントF1チーム | メルセデス |
18 | ランス・ストロール | レーシング・ポイントF1チーム | メルセデス |
7 | キミ・ライコネン | アルファロメオ・レーシング | フェラーリ |
99 | アントニオ・ジョビナッツィ ※ | アルファロメオ・レーシング | フェラーリ |
26 | ダニール・クビアト | レッドブル・トロロッソ・ホンダ | ホンダ |
23 | アレクサンダー・アルボン ※ | レッドブル・トロロッソ・ホンダ | ホンダ |
63 | ジョージ・ラッセル ※ | ウイリアムズ・レーシング | メルセデス |
88 | ロバート・クビサ | ウイリアムズ・レーシング | メルセデス |
※はルーキー
メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ
W10 EQ Power+
ドライバーズラインナップ
44 ルイス・ハミルトン
77 バルテリ・ボッタス
KJインプレッションズ
「ドライバーズラインナップはトップチームから決まる」という定説通り、まずはメルセデスAMGのドライバーズラインナップから確定した。
一時はルイス・ハミルトン選手の引退説やバルテリ・ボッタス選手の交代説も囁かれたが、蓋を開けてみれば現状維持に落ち着いた。ハミルトン選手は現行レギュレーションの期限となる2020年までの2年契約。ボッタス選手は単年契約で1年のオプション(優先交渉権)が含まれる。
ハミルトン選手が2021年以降にチーム離脱やF1引退する可能性を踏まえ、状況によっては2020年にエステバン・オコン選手やジョージ・ラッセル選手ら、メルセデスの育成ドライバーと交代させる余地を残したものと考えられる。ボッタス選手にとっては、ワールドチャンピオンを目指すうえで最大の正念場を迎えることになるだろう。
チャンピオンチームの体制基盤は今のところどのチームよりも安定しており、技術開発面でも盤石の継続性を示し続けている。昨シーズンはフェラーリの挑戦を受けたが、不安定なフェラーリのパフォーマンスや戦略に対する安定感を示し続けられれば、今季も本命の座が揺らぐことはないだろう。
スクーデリア・フェラーリ
SF90
ドライバーズラインナップ
5 セバスチャン・ベッテル
16 シャルル・ルクレール
KJインプレッションズ
セバスチャン・ベッテル選手は昨年、2020年までの3年契約を締結済み。
2018年7月初旬の段階ではフェラーリの会長兼CEOを務めていたセルジオ・マルキオンネ氏が、躍進目覚ましいザウバーのシャルル・ルクレール選手の昇格を強く推しているという噂が漏れ伝わってきていた。一時はキミ・ライコネン選手との今シーズン中のトレードまで報じられたほどである。
しかし、7月21日(土)にフェラーリとFCAグループはマルキオンネ氏の退任を発表。その僅か4日後、マルキオンネ急逝の訃報が世界中を駆け巡った。フェラーリの新経営陣とチーム代表のマウリツィオ・アリバベーネ氏は「キミ・ライコネン選手を残留させるべきだと考えている」と報じられてきた。ベッテル選手も本音ではライコネン選手の残留を望んでいると考えられており、おそらく実現すると見られていた。
ところが、マルキオンネ氏がルクレール選手サイドと昇格に関する合意に達していたことが明らかとなり、新経営陣も方針を転換してマルキオンネ氏の遺志を尊重することとなった。ルクレール選手はフェラーリ昇格を果たし、ライコネン選手はフェラーリを離脱し、ルクレール選手と入れ替わる形で古巣ザウバー復帰が発表された。
また、シーズンオフにはアリバベーネ代表が事実上の更迭。後任にはテクニカルディレクターのマッティア・ビノット氏が就任。ビノット代表は引き続き技術部門にも影響力を残すという。ビノット代表の手腕如何によって今後数年間のチームの浮沈に大きな影響が及ぶと考えられており、注目が集まっている。
FDA(フェラーリ ドライバー アカデミー)には7度世界王者に輝いた伝説的ドライバー、ミハエル・シューマッハ氏の長男ミック・シューマッハが加入。FIA F2を戦いF1昇格の機を伺う。
アストンマーチン・レッドブル・レーシング
RB15(カモフラージュカラーリング)
RB15(レギュラーカラーリング)
ドライバーズラインナップ
33 マックス・フェルスタッペン
10 ピエール・ガスリー
KJインプレッションズ
マックス・フェルスタッペン選手は昨年、2020年までの3年契約を締結済み。メルセデスAMGのラインナップが確定し、フェラーリもライコネン選手とルクレール選手の二者択一となったことで、ダニエル・リカルド選手の残留は決定的だと考えられていた。実際、正式発表のための動画撮影まで済んでおり、あとは書類に署名するだけという段階にあった。
しかし、8月3日にレッドブル・レーシングは2018年末でリカルド選手がチームを離れることを電撃発表。続いてルノーF1からリカルド選手の加入が発表された。
これにより、トップ3チームのシートに空きが出たことで様々な意見が飛び交った。カルロス・サインツ選手の昇格が最有力視される中、一部メディアやファンからフェルナンド・アロンソ選手の加入を期待する声も挙がった。
しかし、アロンソ選手は8月14日に来季のF1に出場しないことを発表。また、8月16日にはカルロス・サインツ選手が後任としてマクラーレンへ加入することが発表された。これはレッドブルがサインツ選手のオプションを放棄したことを意味する。
これにより現トロ・ロッソ・ホンダのピエール・ガスリー選手が異例の早さで昇格を果たし、来季はトップチームとしては異例の22歳と20歳というフレッシュなコンビでシーズンに挑むこととなった。ガスリー選手にとっては、フェルスタッペン選手という現役屈指のスピードを誇るチームメイト相手にどこまで迫れるか、屈してしまうのか、大きな正念場となる。
また、新たにタッグを組むレッドブルとホンダにとって、経験と開発能力に長けたベテランドライバーの不在がどう出るか、チーム力が試されることとなるだろう。
尚、2021年に予定されるパワーユニットレギュレーションの変更が、当初の計画よりも大幅に規模の小さなものになることが確実な情勢であり、噂されたポルシェへのチーム売却や提携の可能性は低くなった。これによりホンダとのパートナーシップは急速に深化を見せており、あとは戦闘力次第でF1におけるレッドブルとホンダ双方の将来が安定する筈だ。
ルノーF1チーム
R.S.19
ドライバーズラインナップ
3 ダニエル・リカルド
27 ニコ・ヒュルケンベルグ
KJインプレッションズ
ルノーはメルセデスに次いで2番目に来季のドライバーズラインナップを確定させることになった。
フォース・インディア買収の動きを受けてシート喪失の危機に陥ったエステバン・オコン選手の加入が内定していたものの、ダニエル・リカルド選手の電撃移籍によって消滅。
非常に強力なラインアップであり、来季のチーム力に関わらず、レース運びに定評のあるリカルド選手とスピードに定評のあるヒュルケンベルグ選手は比較され、共に真価を問われるシーズンとなりそうである。
また、リカルド選手の決断が正しかったかどうかに加え、激しい舌戦を繰り返したルノーもまた、レッドブル勢との差に注目が集まるだろう。
リッチ・エナジー・ハースF1チーム
VF-19
ドライバーズラインナップ
8 ロマン・グロージャン
20 ケビン・マグヌッセン
KJインプレッションズ
実質的なフェラーリのBチームであるハース。しかし、チームはそう見られることを極度に嫌っており、フェラーリ系ドライバーの受け入れに消極的である。実力とスター性を伴っているシャルル・ルクレール選手の加入はチームにとって悪い話では無かったが、チームはこれを拒否した。また、ルーキーとなるアントニオ・ジョビナッツィ選手の受け入れも拒否している。
ベスト・オブ・ザ・レストに相応しいマシンを持ちながら、前半戦でイージーミスを繰り返して数々のチャンスを棒に振ったロマン・グロージャン選手は、チーム内での立場が危うくなっていた。しかし結局は、中盤戦以降に安定感を取り戻して速さを発揮したグロージャン選手と、チームにとっては期待に違わぬポイントを序盤戦に稼ぎ出したケビン・マグヌッセン選手の残留で落ち着くこととなった。
チームは低予算で効率的に運営されているが、米・トランプ大統領の貿易政策への報復措置で、工作機械を他国へ輸出する際に高関税を掛けられて経営に打撃を受けるような事態に陥った場合、ハース・オートメーションのオーナーでありチーム創設者であるジーン・ハース氏がF1への投資を続けるかどうかは疑問が残る。報復合戦で疲弊した中国市場のシュリンクも同様だ。F1と世界経済に密接な関係性があることは周知の事実である。
但し、シーズンオフには念願のタイトルスポンサーとなる英国のエナジードリンク企業『リッチエナジー』の支援を獲得し、チーム基盤は安定へと向かっている。
マクラーレンF1チーム
MCL34
ドライバーズラインナップ
55 カルロス・サインツ
4 ランド・ノリス
KJインプレッションズ
パワーユニットをホンダ製からルノー製に切り替えた後も依然として低迷を続けるマクラーレン。フェルナンド・アロンソ選手は遂に我慢の限界となり、来季のF1離脱を決意。後任としてレッドブルを離脱したカルロス・サインツ選手の加入が発表された。続いてイタリアGP明けの9月3日には、ストフェル・バンドーン選手の今季限りでのチーム離脱と秘蔵っ子ランド・ノリス選手の来季起用が正式発表された。
2人の若きドライバーが名門を復活させることができるか、道標を失い更なる混沌に嵌るのか、パドックで評価の低いザク・ブラウン代表の手腕が注目されるであろう。
一方、元ポルシェLMP1チーム代表のアンドレアス・ザイドル氏がマネージングディレクターとしてマクラーレンに加入。エリック・ブーリエの後任としてレースチームを率いることとなる。また、レッドブルとの契約上の問題が解決され次第、テクニカルディレクターとしてジェームス・キー氏の加入も決まっており、重責を担うこの2人の活躍如何によっては名門復活も現実味を帯びてくるかもしれない。
スポーツペサ・レーシングポイントF1チーム
RP19
ドライバーズラインナップ
11 セルジオ・ペレス
18 ランス・ストロール
KJインプレッションズ
セルジオ・ペレス選手とマネージャーのジュリアン・ジャコビ氏、パワーユニットを供給するメルセデス、メインスポンサーのBWTによる債権回収の訴訟手続きにより、消滅の危機に瀕したフォース・インディア。
しかし、ローレンス・ストロール氏を中心としたコンソーシアムによる買収によって、経営基盤が大幅に改善されることとなった。早速サハラとの提携解消を表明し、『レーシングポイント・フォースインディアF1チーム』という暫定的な名称を発表した。2019年シーズンは正式にチーム名やチーム国籍が変更となる。元々、開発力には定評のあるチームだけに、十分な予算が確保された場合にどこまで伸びるか、非常に注目される。
ジュリアン・ジャコビ氏はランス・ストロール選手の実質的なマネージャーも務めていることから、一連の破産と救済のプロセスがローレンス・ストロール氏とジャコビ氏によって計画されたものであることは明白である。ストロール選手は当然ながら、ジャコビ氏の顧客であるとペレス選手の立場も暫くは安泰と考えて差支えないだろう。
但し、ローレンス・ストロール氏はメルセデスとの関係強化を望んでいることから、2019シーズンのマシンの戦闘力と成績次第ではメルセデスのBチーム化に大きく傾くことになるかもしれない。
アルファロメオ・レーシング
C38
ドライバーズラインナップ
7 キミ・ライコネン
アントニオ・ジョビナッツィ
KJインプレッションズ
2018シーズン、フェラーリ及びアルファ ロメオとの提携により戦闘力を飛躍的に向上させたザウバー。ルーキーながら目覚ましい活躍を見せるシャルル・ルクレール選手がフェラーリへ昇格し、入れ替わる形でキミ・ライコネン選手がチーム復帰。このトレードに故セルジオ・マルキオンネ氏の遺志が反映された形になっていることから、引き続きアルファ ロメオとの関係が継続・強化されることは確実だろう。
一般的にザウバーのシートの選択権は1つがチーム、1つがフェラーリにあると考えられている。元王者たるライコネン選手はフェラーリの影響力を行使せずともチーム枠でシートを獲得。フェラーリは育成ドライバーのアントニオ・ジョビナッツィ選手にシートを与えた。これにより、フェラーリ-アルファ ロメオの色合いはより濃くなることだろう。
チームのオーナ企業であるロングボウ・ファイナンス社と関係の深いマーカス・エリクソン選手はシートを失ったが、リザーブドライバーとしてチームに残る。今季はマシンの戦闘力アップに伴い、パフォーマンスを大きく改善したが、チームはライコネン選手を中心に戦闘力を確実にアップさせるため、フェラーリからの支援拡大を狙ったと見ていい。
アルファ ロメオをF1に復帰させることに熱心だった故セルジオ・マルキオンネ氏の意思を引き継いだフィアットクライスラー経営陣は、このチームをフェラーリのBチーム化を急速に推進しており、2019は遂にザウバーの名を廃して『アルファ ロメオ・レーシング』の名を冠した。戦闘力次第では買収も視野に入るとのことだ。
レッドブル・トロロッソ・ホンダ
STR14
ドライバーズラインナップ
26 ダニール・クビアト
23 アレクサンダー・アルボン
KJインプレッションズ
ピエール・ガスリー選手のレッドブル昇格が発表され、現時点で2つのシートが空いているトロ・ロッソだが、ドライバーの決定権はレッドブルにあり、これから動きが活発化することになるだろう。
現在、レッドブルジュニアチームにもHFDP(ホンダフォーミュラドリームプロジェクト)にもスーパーライセンスポイントを満たす後任者がいないという問題を抱えており、ブレンドン・ハートレー選手の残留の可能性が高まっていると思われた。しかし、なかなか調子の上がらないハートレー選手のドライビングを科学的に解析した結果、チームは彼を見限った。それに伴い、一度放出した元レッドブルジュニアチームのドライバーの中から、最もブランクの小さいダニール・クビアト選手をチームに呼び戻すことに決めた。クビアト選手は昨年、フェラーリでシミュレーター開発ドライバーを務めていた。
もう一つのシートには、レッドブルジュニアチームの一員で今季はユーロF3に参戦するダニエル・ティクトゥム選手の昇格を検討していた。しかし、過去の問題行動により今季中にスーパーライセンスポイントを満たすことができなかった。ユーロF3のタイトルを獲得すれば、ウインターシリーズのアジアF3に出走し、残りのスーパーライセンスポイントを稼ぐという案も浮上していたが、肝心のユーロF3でミハエル・シューマッハ氏の息子であるミックに逆転を許してしまい、アジアF3でもスーパーライセンスポイントを稼ぐことはできなかった。
チームは再び元レッドブルジュニアチームのドライバーの中から、FIA F2で活躍しているアレクサンダー・アルボン選手の起用を決定した。山本尚貴選手が日本で2冠に輝き、スーパーライセンスポイントの条件をクリアしたが、この動きには間に合わなかった。レッドブル陣営は山本尚貴選手の30歳という年齢に難色を示しており、彼がレースドライバーとして起用される可能性は極めて低い。
但し、レッドブルもホンダが安定してF1に参戦し続けるために日本人ドライバーの存在が必要なことは認識している。また、レッドブルにとっても育成プログラムをホンダと統合することで投資を抑制できるメリットがある。早速、角田裕毅選手をレッドブルジュニアチームの一員としてFIA F3へ送り込むことを決めている。早ければ2020年にもF1に日本人ドライバーが復活する可能性が高まっている。
ウイリアムズ・レーシング
FW42
ドライバーズラインナップ
63 ジョージ・ラッセル
88 ロバート・クビサ
KJインプレッションズ
フォース・インディア買収により、ストロール家の離脱が確定したウイリアムズ。今季限りでメインスポンサーのマルティニを失うことも発表済みであり、来季に向けて財政基盤が大きく揺らぐことになりそうである。
ランス・ストロール選手がフォース・インディアへ移籍。後任にはリザーブドライバーを務めていたロバート・クビサ選手が奇跡のF1復帰を果たすことになった。もう一人のドライバーには、パワーユニット使用料の減額を見込めるメルセデスのジュニアドライバー、ジョージ・ラッセル選手に決まった。
何れにしてもウイリアムズは資金を確保すると共に、パディ・ロウ加入により士気の下がった技術陣を立て直すことが急務である。ロバート・クビサ選手は復帰を果たし、速さを確認できれば残留を含め、他にも欲しがるチームはあるだろう。
また、2021年からのF1復帰を検討していたポルシェの有力な提携先、或いは買収先の候補として名前の挙がっていたが、この動きは消滅した模様だ。
DAZNでF1 & FIA F2 & F3を無料視聴!
まだ正式発表はされていませんが、例年通りであれば今季もDAZNではF1に加えてFIA F2とFIA F3も生中継する筈です!
「F1は川井ちゃんのいるフジテレビNEXT派!」という方も、一度「1ヶ月無料トライアル」を使ってDAZNを体験してみてください!確かにF1中継はタイムラグと初心者向けの解説がマイナスポイントですが、川井ちゃんよりもゴシップに反応してくれますし、Hondaの裏情報を聞けることもしばしば。また、「F1ゾーン」ではメイン映像とオンボード映像を同時視聴することができ、バトルになるとテレビゲームのように2者のオンボード映像を見ることができて、思わず熱くなります!
そして、日本人若手ドライバーが3人も参戦するFIA F2&F3も視聴できるとなれば、今季のDAZNは要チェックです!!
新車発表などの最新情報は発表され次第、順次更新していきます。是非とも時々チェックしてみてください!!