2022 インディ500!エリクソン初優勝!佐藤琢磨3勝目ならず!

2022年、第106回を迎えるインディ500。

世界三大レースの一つにも数えられる106回の伝統と格式を誇る世界最高峰の舞台です。
2年前にはコロナ禍の猛威による異例の無観客で8月開催となりましたが、昨年に続いて今年も例年通り有観客の5月最終日曜日に開催されます。

昨年はチームとの間で戦略上の考えの相違があり、最後まで全力で戦うことの叶わなかった佐藤琢磨選手は、チームを移籍して心機一転、3勝目の偉業に挑みます。

今年も見所盛りだくさんの第106回インディ500!
気になる日本時間のスケジュールとリザルトをまとめます!

尚、スケジュールは例年直前までアップデートされますので、こまめにチェックしてみてください!

KJ
今年もいよいよ長くて熱いレース観戦の時期がやってきましたね!
今年も夜食とミルクを準備して、老体に鞭打って最後まで楽しみたいと思います(笑)

106TH RUNNING OF THE INDIANAPOLIS 500

No.51 Takuma Sato 佐藤琢磨(さとう たくま)

チーム

  • デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシング
    (Dale Coyne Racing with RWR)

1992年に活動を開始し、現在ではインディカーシリーズとIMSAスポーツカー選手権にそれぞれ2台づつエントリーさせているレイホール・レターマン・ラニガンレーシング(RLL)は2021シーズンで30回目のシーズンを迎えます。

リバリー(マシンカラーリング)

このスペシャルリバリーはチーム創設30周年として、チームオーナーのボビー・レイホールが1992年にシリーズチャンピオンを獲得した時のレースカーを模したデザインとなっています。

エンジン

  • ホンダ

ポイントスタンディング(インディ500終了時)

  • ランキング:13th
  • ポイント:87P
  • トップとの差:83P
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ドライバー情報

過去ウィナー(8人)

  • ファン・パプロ・モントーヤ選手(2000/2015)
  • エリオ・カストロネベス選手(2001/2002/2009/2021)
  • スコット・ディクソン選手(2008)
  • トニー・カナーン選手(2013)
  • アレクサンダー・ロッシ選手(2016)
  • 佐藤琢磨選手(2017/2020)
  • ウィル・パワー選手(2018)
  • シモン・パジェノー選手(2019)

ルーキードライバー(7人)

  • カイル・カークウッド選手
  • デイビッド・マルーカス選手
  • ロマン・グロージャン選手
  • デブリン・デフランチェスコ選手
  • クリスチャン・ルンガー選手
  • ジミー・ジョンソン選手
  • カラム・アイロット選手
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トラックスケジュール(日本時間)

4月20日(水):オープンテスト

ベテランドライバープラクティス

初出場のドライバーや長い間オーバルでのレースに出場していないドライバーを除くベテランドライバーが練習走行を行います。

4月20日(水) 22:00〜24:00

ルーキー・オリエンテーション・プログラム&リフレッシャーテスト

初出場のドライバーや長い間オーバルでのレースに出場していないドライバーが対象となります。 最終的に、規定の平均時速より良い記録を計測する必要があります。

4月20日(木) 0:00〜2:00

オープンプラクティス(全ドライバー)

各チームが自由に練習走行を行います。

  • 4月20日(木) 2:00〜4:30

4月21日(木):オープンテスト

オープンプラクティス

各チームが自由に練習走行を行います。

  • 4月21日(木) 22:00〜4:30

5月17日(火):オープニングデイ(プラクティス1&2)

オープンプラクティス

各チームが自由に練習走行を行います。

  • 5月17日(火) 23:00〜25:00
  • 5月18日(水) 4:00〜7:00

5月18日(水):デイ2(プラクティス3)

オープンプラクティス

各チームが自由に練習走行を行います。

  • 5月17日(水) 25:00〜7:00

5月19日(木):デイ3(プラクティス4)

オープンプラクティス

各チームが自由に練習走行を行います。

  • 5月19日(木) 25:00〜7:00

5月20日(金):ファストフライデー(プラクティス5)

オープンプラクティス

各チームが自由に練習走行を行います。3日目となる金曜日(通称ファストフライデー)はターボ加給圧が高められてパワーアップします。昨年までのターボ加給圧は20.3psiでしたが、今年はエアロスクリーン装着による重量増加分をカバーするため、ターボ加給圧は21.7psiに高められます。これによって発生するパワーは約650hpから約750hpにアップします。

  • 5月20日(土) 25:00〜7:00

予選出走順抽選(クオリフィケーションズ ドロー)

  • 5月20日(土) 7:15〜

5月21日(土):デイ5(プラクティス6/予選1日目)

オープンプラクティス

各チームが自由に練習走行を行います。

  • 5月21日(土) 22:30〜23:30

予選(上位12台と13〜33位確定)

  • 5月21日(土) 25:00〜6:50

5月22日(日):ポールデイ & バンプデイ(プラクティス7&8/予選2日目)

ラストチャンス・プラクティス(33位以下)

予選1日目の33位以下が自由に練習走行を行います。

  • 5月22日(日) 24:00〜24:30

ファスト12・プラクティス(上位12台)

予選1日目の上位9台が自由に練習走行を行います。

  • 5月22日(日) 24:30〜25:00

ラストチャンス・クオリファイ(31~33位確定)

  • 5月22日(日) 26:15〜27:30

ファスト6・シュートアウト(1〜6位確定)

  • 5月23日(月) 4:00〜4:45

オープンプラクティス

各チームが自由に練習走行を行います。

  • 5月23日(月) 6:00〜8:00

5月27日(金):カーブデイ(ファイナルプラクティス)

ファイナルプラクティス

決勝レース前の金曜日に行われる最終練習。 予選を通過した33台が、決勝レースを想定した練習走行をします。

5月27日(金) 24:00〜26:00

5月29日(日)深夜:第106回 インディ500

決勝レース

1周2.5マイル(約4.023km)のコースを200周、走行距離500マイル(804.672km)で優勝を賭けて争います。

5月29日(日) 25:20〜4:30

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ライブタイミング

インディカー公式ウェブサイト

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テレビ放送

予選(録画/GAORA SPORTS)

放送日時

5月28日(土) 24:00 ~ 5:00(初回)

解説・実況

解説:松浦孝亮・小倉茂徳
実況:レーサー鹿島

レース(生中継/GAORA SPORTS)

放送日時

5月29日(日) 24:00 ~ 5:30(初回・生中継)
5月30日(月) 21:30 ~ 26:00

解説・実況

解説:松田秀士・松浦孝亮
実況:村田晴郎

レース(録画/NHK BS1)

放送日時

5月30日(月) 18:00 ~ 21:50

解説・実況

解説:中野信治
実況:ピエール北川

リザルト

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第106回インディアナポリス500マイル レース結果

Pos. No. Driver Team Engine Laps SP
1 8 M.エリクソン チップ・ガナッシ H 200 5
2 5 P.オワード アロウ・マクラーレンSP C 200 7
3 1 T.カナーン チップ・ガナッシ H 200 6
4 7 F.ローゼンクヴィスト アロウ・マクラーレンSP C 200 8
5 27 A.ロッシ アンドレッティ・オートスポート H 200 20
6 20 C.デイリー エド・カーペンター・レーシング C 200 18
7 06 H.カストロネベス メイヤー・シャンク・レーシング H 200 27
8 60 S.パジェノー メイヤー・シャンク・レーシング H 200 16
9 10 A.パロウ チップ・ガナッシ H 200 2
10 23 S.フェルッチ ドレイヤー&レインボールド・レーシング C 200 15
11 6 J.P.モントーヤ アロウ・マクラーレンSP C 200 30
12 11 JR.ヒルデブランド A.J.フォイト・レーシング C 200 17
13 2 J.ニューガーデン チーム・ペンスキー C 200 14
14 15 G.レイホール レイホール・レターマン・ラニガン H 200 21
15 12 W.パワー チーム・ペンスキー C 200 11
16 18 D.マルーカス デイル・コイン・ウィズ・HMD H 200 13
17 14 K.カークウッド A.J.フォイト・レーシング C 200 28
18 33 E.カーペンター エド・カーペンター・レーシング C 200 4
19 29 D.デフランチェスコ アンドレッティ・スタインブレナー H 200 24
20 30 C.ルンガー レイホール・レターマン・ラニガン H 200 31
21 9 S.ディクソン チップ・ガナッシ H 200 1
22 98 M.アンドレッティ アンドレッティ・ハータ H 200 23
23 24 S.カラム ドレイヤー&レインボールド・レーシング C 199 22
24 45 J.ハーベイ レイホール・レターマン・ラニガン H 199 32
25 51 佐藤琢磨 デイル・コイン・ウィズ・RWR H 199 10
26 4 D.ケレット A.J.フォイト・レーシング C 198 29
27 25 S.ウィルソン ドラゴン・スピード C 198 33
28 48 J.ジョンソン チップ・ガナッシ H 193 12
29 3 S.マクラフラン チーム・ペンスキー C 150 26
30 26 C.ハータ アンドレッティ・オートスポート H 129 25
31 28 R.グロージャン アンドレッティ・オートスポート H 105 9
32 77 C.アイロット フンコス・ホーリンガー・レーシング C 68 19
33 21 R.ヴィーケイ エド・カーペンター・レーシング C 38 3

コメント

マーカス・エリクソン(優勝)

「世界最大のレースで優勝でき、信じられないほど大きな喜びを感じています。レースの終盤に赤旗が出された状況を乗り越えての優勝でした。とても大きなプレッシャーがのしかかる中、厳しい戦いを制することができました。

最後の勝負ではHondaパワーが私たちに優勝をもたらしてくれたと思います。そのパワーをくれたことに深く感謝します。今年は私たちのChip Ganassi Racing、そしてHondaのマシンがプラクティスからずっと速く、正直言って私たちがライバルに対して優勢にあったと思います。そして私たちはビクトリーレーンで1日を終えることができました。

今日、私たちは夢を叶えたんです」

佐藤琢磨(25位)

「ダウンフォースの少ないマシンでスタートし、折り返し点である100周を終えた時にトップ5に入っていれば勝機があると考えていました。しかし、その戦い方はリスクの大きい賭けでもありました。

90周で6番手まで上がったところまでは計画通りでした、その後のピットストップがうまくいかなかったことなどで集団に呑み込まれ、そこから順位を上位に戻していく戦いは本当に難しくなっていました。最後は2スティントをノンストップで走り切る作戦にトライしましたが、自分たちにとってタイミングよくフルコースコーションが出されることがなく、うまくはいきませんでした。

Dale Coyne Racing with RWRで戦った初めてのINDY500は勝てこそしませんでしたが、良いところもありました。次のレースからも引き続きがんばっていきたいと思います」

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第106回インディアナポリス500マイル 予選結果

Pos. No. Driver Team Engine MPH Session
1 9 S.ディクソン チップ・ガナッシ H 234.046 Fast Six
2 10 A.パロウ チップ・ガナッシ H 233.499 Fast Six
3 21 R.ヴィーケイ エド・カーペンター・レーシング C 233.385 Fast Six
4 33 E.カーペンター エド・カーペンター・レーシング C 233.080 Fast Six
5 8 M.エリクソン チップ・ガナッシ H 232.764 Fast Six
6 1 T.カナーン チップ・ガナッシ H 232.372 Fast Six
7 5 P.オワード アロウ・マクラーレンSP C 232.705 Top 12
8 7 F.ローゼンクヴィスト アロウ・マクラーレンSP C 232.182 Top 12
9 28 R.グロージャン アンドレッティ・オートスポート H 231.999 Top 12
10 51 佐藤琢磨 デイル・コイン・ウィズ・RWR H 231.670 Top 12
11 12 W.パワー チーム・ペンスキー C 231.534 Top 12
12 48 J.ジョンソン チップ・ガナッシ H 231.264 Top 12
13 18 D.マルーカス デイル・コイン・ウィズ・HMD H 231.607 Day 1
14 2 J.ニューガーデン チーム・ペンスキー C 231.580 Day 1
15 23 S.フェルッチ ドレイヤー&レインボールド・レーシング C 231.508 Day 1
16 60 S.パジェノー メイヤー・シャンク・レーシング H 231.275 Day 1
17 11 JR.ヒルデブランド A.J.フォイト・レーシング C 231.112 Day 1
18 20 C.デイリー エド・カーペンター・レーシング C 230.999 Day 1
19 77 C.アイロット フンコス・ホーリンガー・レーシング C 230.961 Day 1
20 27 A.ロッシ アンドレッティ・オートスポート H 230.812 Day 1
21 15 G.レイホール レイホール・レターマン・ラニガン H 230.766 Day 1
22 24 S.カラム ドレイヤー&レインボールド・レーシング C 230.464 Day 1
23 98 M.アンドレッティ アンドレッティ・ハータ H 230.345 Day 1
24 29 D.デフランチェスコ アンドレッティ・スタインブレナー H 230.326 Day 1
25 26 C.ハータ アンドレッティ・オートスポート H 230.235 Day 1
26 3 S.マクラフラン チーム・ペンスキー C 230.154 Day 1
27 06 H.カストロネベス メイヤー・シャンク・レーシング H 229.630 Day 1
28 14 K.カークウッド A.J.フォイト・レーシング C 229.406 Day 1
29 4 D.ケレット A.J.フォイト・レーシング C 228.916 Day 1
30 6 J.P.モントーヤ アロウ・マクラーレンSP C 228.622 Day 1
31 30 C.ルンガー レイホール・レターマン・ラニガン H 227.053 Day 1
32 45 J.ハーベイ レイホール・レターマン・ラニガン H 226.851 Day 1
33 51 佐藤琢磨 デイル・コイン・ウィズ・RWR H 232.196 Day 1 / Failed Attempt
34 3 S.マクラフラン チーム・ペンスキー C 231.543 Day 1 / Withdrawn
35 27 A.ロッシ アンドレッティ・オートスポート H 231.341 Day 1 / Withdrawn
36 18 D.マルーカス デイル・コイン・ウィズ・HMD H 231.233 Day 1 / Retired
37 77 C.アイロット フンコス・ホーリンガー・レーシング C 230.212 Day 1 / Retired
38 24 S.カラム ドレイヤー&レインボールド・レーシング C 229.905 Day 1 / Withdrawn
39 98 M.アンドレッティ アンドレッティ・ハータ H 226.108 Day 1 / Retired
40 06 H.カストロネベス メイヤー・シャンク・レーシング H 225.482 Day 1 / Withdrawn
41 26 C.ハータ アンドレッティ・オートスポート H Day 1 / Waved Off
42 2 J.ニューガーデン チーム・ペンスキー C Day 1 / No Attempt
43 25 S.ウィルソン ドラゴン・スピード C Day 1 / Incomplete
44 24 S.カラム ドレイヤー&レインボールド・レーシング C Day 1 / No Attempt

コメント

スコット・ディクソン(PP)

「INDY500というイベントは本当に驚くべきもので、1日のうちに起こる浮き沈みの激しさは異常と表現してよいほどです。今日、予選を見るためにスピードウェイに来てくださったファンの皆さんに「ありがとう」と言いたいと思います。チームとHondaには深く感謝しています。

今日のポールポジション獲得にはたいへん大きな意味があります。それは私のカーナンバー9のマシンを担当するクルーたちだけでなく、チームオーナーのチップ・ガナッシ、彼のグループ全体とってたいへん大きな成果です。今日のポールポジション獲得には、チームのスタッフ全員が貢献しています。チームが予選に注ぎ込んだ努力にはすさまじいものがありましたから、その努力が報われたことを本当にうれしく感じています。

私たちのチームはエントリーした5台すべてを予選のファスト12に入れ、4台がファスト6で戦いました。インディカーのチームオーナーであれば誰もが望む状況になっていました。チップとチームの全員を讃えたいと思います。そして、HondaとHPDも同様に讃えたい気持ちです」

佐藤琢磨(10位)

「INDY500のポールデイだった今日、私たちはトップ10という結果を手に入れました。予選10番手はもちろんすばらしい結果ですが、正直にいえば今日は私たちにとってたいへん難しい1日になっていました。

予選直前のファストフライデーでの自分たちのマシンは非常によい仕上がりになっていました。予選に向けて、大きな期待を抱くこととなったのはそのためでした。しかし、予選1日目の土曜日にはコンディションに関する計算を誤り、私たちの置かれた状況は少し難しいものになりました。そして今日、予選2日目の私たちは午前中のプラクティスに参加してセットアップの確認を行うなど、自分たちにできることはすべてやりました。

予選10番手という結果は、自分たちとしてはやや不本意なものです。しかし、レースは今日の予選とは全く異なる展開になるはずですから、自分たちは今からとてもワクワクしています。レースに向けたプラクティス走行で、私たちは自分たちのマシンをトラフィックで非常に強力なものにすることができているからです。

明日もまたプラクティスがあり、やるべき作業はまだ残っています。月曜日と金曜日にスケジュールされているそれぞれ2時間の走行でそれらの改善に取り組みたいと思います」

KJ
今年もドラマティックな展開に富んだ素晴らしいレースが繰り広げられましたね!

個人的にはインディ500で優勝したマーカス・エリクソン選手と同日開催のF1モナコGPで優勝したセルジオ・ペレス選手はともに小林可夢偉選手の元チームメイトというのが印象深い1日となりました。可夢偉選手にもル・マン24時間を連覇してほしいです!

プラクティスから速さを見せた佐藤琢磨選手は大変残念な結果に終わりました。が、琢磨選手は3年毎に勝利しているので来年のインディ500に期待しましょう!

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