日本人F1ドライバー 角田裕毅のあれこれ 〜Yuki Tsunoda Profiles

KJ
2019年からレッドブルが運営するレーシングドライバー育成プログラム「レッドブル・ジュニアチーム」に所属する角田裕毅選手。

レッドブル・ジュニアチームは、4年連続F1ワールドチャンピオンに輝いたセバスチャン・ベッテル選手をはじめ、マックス・フェルスタッペン選手、ダニエル・リカルド選手らを輩出した実績を誇る、世界屈指の若手育成プログラムです。

ホンダのF1活動終了が発表された今、FIA F2でルーキーながら熾烈なタイトル争いを繰り広げている角田裕毅選手に対して、ファンの期待は大きくなるばかりです。

この記事では、”F1ファンの希望”角田裕毅選手のプロフィールを深掘りします!

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角田裕毅
つのだゆうき/Yuki Tsunoda

KJ
レーシングドライバー角田裕毅選手。日本のモータースポーツ界の期待を一身に背負う彼のパーソナリティを掘り下げていきます。

パーソナルデータ
Personal Data

生年月日

2000年5月11日木曜日

※F1史上初となる2000年代生まれのドライバー

星座

牡牛座

出身地

神奈川県相模原市緑区二本松

身体 Physical

身長

160cm

※現役最小のF1ドライバー

体重

53Kg

血液型

Rh+AB

視力

調査中 -Under Investigation

調査中 -Under Investigation

嗜好

特技

日本英語検定準2級
TOEIC Bridge 132点

趣味

ロードサイクル
スキー
スノーボード
水泳

学歴

幼稚園

2007年3月 LCAインターナショナルプリスクール 卒業

小学校

2013年3月 LCA国際小学校 卒業

中学校

2013年4月 日本大学第三中学校 入学(片山右京の後輩にあたる)

高等学校

2016年4月 日本大学第三高等学校 入学(片山右京の後輩にあたる)
2017年4月 和光高等学校 転入学

大学

2019年4月 日本体育大学 スポーツマネージメント学部 入学

レースキャリア

レーシングカート キッズクラス

2005年

4歳3月に初めてカートに乗る

2006年

中井インターサーキットでシリーズチャンピオン

レーシングカート コマー60クラス

2007年

  • 東日本ジュニア コマー60で初戦優勝

2008年

  • 茂原ウエストカップシリーズ チャンピオン

2009年

  • 東日本ジュニア エキスパートクラス シリーズ3位

レーシングカート ヤマハカデットオープンクラス

2010年

  • 全日本FPジュニアカデット選手権 シリーズ6位
  • 新東京NTCカップシリーズ チャンピオンハルナカップ シリーズ2位

2011年

  • 全日本FPジュニアカデット選手権 シリーズ5位
  • 新東京NTCカップシリーズ チャンピオン
  • ハルナカップシリーズ チャンピオン
  • ヤマハSLサマーフェスティバル(つま恋) 優勝ヤマハSL全国大会(琵琶湖) 優勝・高木虎之介賞受賞

※Kosmic Junior Racing Team Japan Official Driverとして活動

レーシングカート ヤマハKT100クラス

2012年

  • 全日本FPジュニアクラス シリーズ3位(東地区1位)
  • ヤマハSLサマーフェスティバル(オートパラダイス御殿場) 優勝
  • ヤマハSL全国大会SS(SUGO) 4位
  • 世界カート選手権FPジュニアチャレンジクラス 2位(ブリヂストン賞受賞)

レーシングカート IAME X30クラス

2013年

  • 全日本地方カート選手権 東地区シリーズ チャンピオン
  • ツインリンクもてぎカートレースシリーズ チャンピオン
  • X30チャレンジポイントレース ランキング2位

2014年

  • 全日本選手権FS-125クラス シリーズ11位
  • IAME X30日本一決定戦 優勝
  • IAMEインターナショナルファイナル出場(ル・マン)

2015年

  • 全日本選手権FS-125クラス シリーズ2位(東地区1位)

レーシングカート KFクラス

2016年

  • 全日本選手権KFクラス シリーズ4位

※優勝1回、2位2回、3位1回など

4輪レース

2016年

  • スーパーFJ ドリームカップレース(F1日本GP前座) 優勝
  • スーパーFJ 日本一決定戦 優勝
  • FIA-F4 第11戦 鈴鹿ラウンドスポット参戦 2位(史上最年少表彰台)
  • FIA-F4 第12戦 鈴鹿ラウンドスポット参戦 4位

2017年

  • JAF-F4 東日本シリーズ シリーズチャンピオン
  • JAF-F4 日本一決定戦 優勝FIA-F4 シリーズ3位

※ポールポジション4回、優勝3回、第2戦 岡山ラウンド 史上最年少優勝

2018年

  • FIA-F4 シリーズチャンピオン

※ポールポジション9回、優勝7回

2019年

  • FIA FORMULA 3 CHAMPIONSHIP シリーズ9位

※優勝1回、表彰台3回、ファステストラップ1回EUROFORMULA OPEN シリーズ4位
※優勝1回、表彰台6回、ファステストラップ2回

2020年

  • FIA FORMULA 2 CHAMPIONSHIP参戦

※優勝3回、表彰台7回、ポールポジション4回、ファステストラップ3回
※ピレリトロフィー受賞
※アントワーヌ・ユベール・アワード受賞
※FIAルーキー・オブ・ザ・イヤー受賞

  • ニュージーランド・トヨタ・レーシングシリーズ参戦

※優勝1回、表彰台3回

2021 日本人F1ドライバー誕生へ

KJ
2014年シーズンの小林可夢偉選手以来となる7年ぶり19人目、レギュラードライバーとしては11人目となる日本人F1ドライバーが誕生します。ここからは角田裕毅選手のF1デビューへの準備を記録していきます。

シート合わせ(2020.10.13)

10月13日、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダは、レッドブル・ジュニアチームに所属する角田裕毅が同チームのファクトリーでシート合わせを行い、11月4日にイモラにてトロロッソ時代の2018年型マシン『STR13』をドライブすることを発表した。

コメント

「僕の最優先事項は300kmを走ることです。走行距離を稼げば稼ぐほどクルマのことを理解できるので、クラッシュやコースオフはしたくない。だから落ち着いてやっていきます」

「それができると自信を持っているし、普段通りにドライブするつもりです。F1マシンに乗る最初の日を楽しみつつも、自分の仕事に集中します。ピットレーンのライトがグリーンに変わるのをクルマに乗って待っているときは、かなりドキドキしていると思います」

「以前も言ったように、4位というのが最低限の目標です。でも僕はレーシングドライバーなので、勝って1番になりたい。このF1テストのおかげで、よりモチベーションや自信を持つことができると思っています」

動画

アルファタウリプライベートテスト
(2020.11.4)

Coming Soon…

アブダビヤングドライバーテスト
(2020.12.15-16)

Coming Soon…

KJインプレッションズ

ホンダの忘れ形見

ホンダがパワーユニットサプライヤーとしてのF1参戦を2021年シーズン限りで終了することを発表した。絶対王者への挑戦権をようやく得つつあるタイミングで下された経営判断は、世界中のF1ファンに大きな衝撃を与え、激しい論争を巻き起こした。

そうした喧騒の中、日本のF1ファンにとって最大の関心事は『FIA F2で頭角を現す角田裕毅選手の将来』にあった。ホンダの後ろ盾を失う角田選手は、ホンダと共に帰国を余儀なくされてしまうのか?と。おそらく多くのファンの脳裏に、第3期ホンダF1活動の撤退時における塚越広大選手のケースが浮かんだ筈だ。

2008年、塚越選手は21歳でF3ユーロシリーズに参戦。2位表彰台を4回獲得するなど、初年度ながらシリーズ6位の好成績を残し、シーズン終了後にはGP2のテストにも参加。そして、ここでも好タイムをマーク。GP2へのステップアップが見えていた矢先、ホンダがF1撤退を発表し、塚越選手も失意の内に帰国している。

角田選手も塚越選手の二の舞となるのではないか?

しかし、そんな不安は杞憂に終わりそうだ。塚越選手のケースよりも2シーズン早くヨーロッパに渡り、レッドブル・ジュニアチームの一員として活躍してきた角田選手は、その実力と将来性をレッドブルから認められており、今後もキャリアを進めることができそうだ。

“ホンダの忘れ形見”のようにF1に遺された角田選手。いずれ彼は第2期F1活動に並ぶ『ホンダF1最大の功績』と評されるような存在になってくれることだろう。

日本とF1の架け橋

日本のモータースポーツ界とって、角田選手がF1に参戦することの価値は計り知れないほど大きい。

ホンダが第2期F1活動を終了した1992年以降もドライバーはもちろん、無限ホンダにヤマハというエンジンサプライヤー、ブリヂストンというタイヤサプライヤー、そして第3期ホンダやトヨタというチームなど、日本はF1において常に一定の存在感を放ってきた。

しかし、現在のF1において日本のライトなF1ファンを惹きつける要素は、ホンダだけといっても過言ではない。もちろん、ハースF1チームのエンジニアリングディレクターという要職を務める小松礼雄氏のようにF1チームに所属する日本人スタッフもいるし、F1マシンにブレーキやホイールといったパーツを供給している日本企業も存在する。

だが、ライト層が彼らを応援するために高額のチケットを購入して鈴鹿サーキットへ足を運んだり、有料放送を契約してF1を視聴するだろうか?残念ながら、間違いなく需要は減るに違いない。

このままホンダがF1参戦を終了することになれば、おそらく鈴鹿サーキットのF1日本GPも、フジテレビやDAZNのF1中継も、収入減による契約満了を迎える日はそう遠くなかっただろう。

そうなれば、コアなF1ファンにとっても大打撃となる。F1というメジャーアイコンを失う日本の4輪モータースポーツ界は、更にマイナーなジャンルと化し、その存続に深刻な影響を受けることになりかねない。

角田選手がF1に参戦することになれば、暫くはF1日本GPの継続開催とF1中継の契約延長を見込むことができる。それは新たなファンと新たな日本企業をF1に呼び込むチャンスとなる。そうすれば更なる日本人F1ドライバー誕生の後押しにもなる。

ホンダF1や佐藤琢磨選手、そして角田選手を取材するドキュメント番組を放送するなど、モータースポーツに力を入れており、長らくF1放送権の購入を噂されてきたNHKも、日本人のスタードライバーが誕生すれば一気呵成に動くかもしれない。そうなれば地上波放送の復活さえあり得る。

角田選手のF1参戦は、日本とF1を繋ぐ希望の架け橋なのだ。

アルファタウリとピエール・ガスリー

このように、角田選手への期待は極めて大きい。ただ、デビューイヤーには大きな壁が待ち受けていることも忘れてはならない。角田選手が加入するとみられるスクーデリア・アルファタウリには、キャリア初勝利を挙げたばかりで勢いのあるピエール・ガスリー選手がいる。

若いながらも酸いも甘いも噛み分けるガスリー選手は、優勝したことでチームから更に信頼を勝ち取った。しかも、2021シーズンに向けてマシン開発が大幅に制限されるため、ガスリー選手はマシンをほとんど知り尽くしている状態でシーズンに突入することになる。対ガスリー選手における角田選手の背負うハンディは、想像以上に大きい。

逆に言えば、角田選手がガスリー選手を上回った時のインパクトは非常に大きいものとなる。そして、F1関係者が最初に注目するのは予選のパフォーマンスとなる。レースリザルトはキャリアを積むことで改善される余地があるため、まずは『速いか否か?』を見極められる。

初年度は”予選一発の速さ”でガスリー選手と互角の勝負に持ち込みたい。それが最初の目標となる。

次に注目されるのは『オーバーテイクできるドライバーか否か?』だ。前を走るドライバーのディフェンスを崩して前に出ることのできるドライバーは、レース戦略上の選択肢が増えて、上位入賞を狙える可能性が増す。

反対にどれだけ速くても”抜けないドライバー”は遅いマシンに塞がれてしまうと、ずるずる後退してしまうことになる。そうなると”遅いドライバー”のレッテルを貼られてしまうことになる。

初年度は”印象的なオーバーテイクを複数回見せる”ことが非常に重要となる。予選で速さを見せ、オーバーテイクも見せられれば、F1関係者の期待は否応なく高まる。特に前半戦はそれだけでも十分であり、むしろリザルトを求めて小さくまとまる方が評価を損なうことになりかねない。

何よりも速さと強さを見せることができれば、レッドブルグループでは特に『次の展開』が待っていることを、我々は知っている筈だ。

表彰台で君が代を

レッドブルレーシングはこれまでにも大胆なドライバー起用を実行してきた。2019シーズンもピエール・ガスリー選手が不調と見るや否や、デビュー僅か12レースのアレクサンダー・アルボン選手と交代させたことは記憶に新しい。

そして、レッドブルがドライバー選択の哲学を変えない限り、2021シーズンも同じことが絶対に起きないとは、誰にも言い切れない筈だ。

マックス・フェルスタッペン選手のチームメイトが不振に陥り、対照的に角田選手がガスリー選手と互角以上のリザルトを残せれば、どこかのタイミングで角田選手がレッドブルに昇格する可能性はある。

現時点では限りなくゼロに近い、単なる可能性の上での話でしかない。ただ、万が一にもそれが実現した時にホンダは、予定通りにF1活動を終了するのだろうか?そこは非常に興味深いところだ。

もちろん、ここでホンダがF1活動終了を翻意する可能性を論じても仕方がないことは理解している。ただ、角田選手が山本雅史ホンダF1マネージングディレクターと共に表彰台に立つ姿を想像してしまうことだけは許してほしい。

できることならば、無茶なシナリオを思い描かずとも角田選手の成長を年単位で見守りながら、その日が来ることを夢見させて欲しかった。けれども、事情は大きく急転し、そのシーンを夢見るには一刻の猶予も無い。

角田選手には、豊かな才能と素質がある。そして、天性の速さと鋭利な攻撃性と改善する柔軟さがある。その走りは、見るものの心を躍らせる。2020シーズンのFIA F2を見ていても、ミック・シューマッハ選手をはじめタイトルを争うライバルとは比較にならない。今、最も将来性を感じさせる存在だ。

高校野球の「ハンカチ世代」に例えるならば、タイトルを獲得するであろうシューマッハ選手が高校時代の斎藤佑樹投手ならば、角田選手は田中将大投手のようだ。そういうと世代ギャップがあるだろうか?(苦笑)

マクラーレンからデビューしたルイス・ハミルトン選手は言うまでもなく、マックス・フェルスタッペン選手もシャルル・ルクレール選手も、F1デビューから1年以内にトップチームへ駆け上がった。

角田選手にも、彼ら”特別なドライバー”と同じ道を歩んでほしい。彼らに共通するのは急激な成長曲線を描いたこと。初めてF1マシンに乗るイモラから全力で学習して、早期のレッドブル昇格へ突き進んでほしい。

そして、表彰台の頂点に立って”君が代”を聞かせてほしい。日本の全てのモータースポーツファンと関係者、そしてホンダF1のスタッフ達に『最高の結果=優勝』を届けてほしい。

国旗は表彰台に上がる3人のドライバーの国籍のものが掲揚される。しかし、国歌は優勝したドライバーとチームの国籍のものしか演奏はない。つまり、君が代は角田選手優勝の象徴となる。

優勝したチームの代表者として、ホンダF1のスタッフが表彰台に上がるチャンスはもう来シーズンしかない。表彰台で山本MDとの涙のツーショットを、何としても実現してほしい。極めて難しいことはよく理解しているが、それでも期待したい。

角田裕毅選手には、それができる可能性を秘めている。彼はそれを期待させるほどの逸材なのだ。

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