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Table of Contents
WBAライト級12回戦
ワシル・ロマチェンコ選手 vs 中谷正義選手
Vasiliy Lomachenko vs. Masayoshi Nakatani
日程・会場
- 2021年6月26日 土曜日(日本時間6月27日 日曜日)
- 世界ライト級12回戦
- WBC1位、WBA&WBO2位、IBF5位、元3階級制覇王者:ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ) vs WBO5位、WBA&WBC9位、IBF10位:中谷正義(帝拳)
- 米・ラスベガス バージン・ホテルズ・ラスベガス “ザ・シアター”
テレビ放送:WOWOWプライム(生中継)
放送時間
- 2021年6月27日 日曜日 11:00〜
出演
- ゲスト:村田諒太(WBAスーパー世界ミドル級王者),長谷川穂積(元3階級制覇王者)
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データ
ワシル・ロマチェンコ(33歳=ウクライナ)
- 生年月日:1988年2月17日
- 出身:オデッサ州ビルホルド・ドニストロフスキー
- 身長:170cm
- リーチ:166cm
- アマ戦績:396勝1敗
2006年 AIBA世界ユース選手権 フライ級金メダル(52kg) 金メダル
2007年 世界ボクシング選手権 フェザー級(57kg) 銀メダル
2008年 北京オリンピック フェザー級(57kg) 金メダル
2008年 ヨーロッパアマチュアボクシング選手権 フェザー級(57kg) 金メダル
2009年 世界ボクシング選手権 フェザー級(57kg) 金メダル
2011年 世界ボクシング選手権 ライト級(60kg) 金メダル
2012年 ロンドンオリンピック ライト級(60kg) 金メダル - プロ戦績:14勝10KO2敗
WBOインターナショナルフェザー級王座
WBO世界フェザー級王座(防衛3=返上)
WBO世界スーパーフェザー級王座(防衛4=返上)
WBA世界ライト級スーパー王座(防衛3)
WBC世界ライト級王座(防衛0=フランチャイズ王座に認定)
WBC世界ライト級フランチャイズ王座(防衛0)
WBO世界ライト級王座(防衛2)
リングマガジン世界ライト級王座 - KO率:62.5%
- スタイル:左ボクサーファイター
- ニックネーム:精密機械,ハイテク,マトリックス,ロマ
中谷正義(32歳=帝拳)
- 生年月日:1989年3月8日
- 出身:大阪府大阪市
- 身長:182cm
- リーチ:182m
- 血液型:O型
- アマ戦績:45勝20敗
- プロ戦績:19勝13KO1敗
第46代OPBF東洋太平洋ライト級王座(防衛11=返上)
WBOインターコンチネンタルライト級王座 - KO率:65%
- スタイル:右ボクサーファイター
- ニックネーム:ナカタニ
世界ライト級現役王者
- WBAスーパー:テオフィモ・ロペス(米) レギュラー:ガーボンタ・デービス(米=V1) 暫定:ロランド・ロメロ(米)
- WBCフランチャイズ:テオフィモ・ロペス(米) 正規:デヴィン・ヘイニー(米=V3) 暫定:ライアン・ガルシア(米)
- IBF:テオフィモ・ロペス(米=V1)
- WBOスーパー:テオフィモ・ロペス(米)
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Press Conference -記者会見
2021.6.24@バージン・ホテルズ・ラスベガス
中谷正義選手インタビュー
記者会見
ーー先週末の井上選手の試合を見て何か感じたことはありますか?
「そうですね、同じ日本人が活躍するのはやっぱ嬉しいですね」
ーー明後日の試合に勝てば世界タイトルマッチのチャンスも現実的になってくると思いますが、この試合をどのように考えていますか?
「今回の試合、絶対に勝ちたい試合です」
ーーベルデホ戦に勝って掴んだこのビッグマッチのチャンスは貴方にとってどういう意味がありますか?
「自分の中でやっぱり一番のビッグマッチなので、大変嬉しい気持ちではあります。でも戦うだけじゃなくて”勝たないと意味が無い”と思っているので、試合の日は絶対に勝つつもりで戦います」
記者会見後
「今日は記者会見でロマチェンコを初めて生で見ました。日本にいる時にジムの人たちからロマチェンコのだいたいの身長を聞いていたので予想通りという感じでした。生のロマチェンコは自然体で気負いを全く感じなかったので、復帰戦になるけどベストな状態で来そうだと感じました。お互いベストコンディションで最高の試合が出来る事を今から楽しみにしています」
動画
Weigh-In -前日計量
2021.6.25@バージン・ホテルズ・ラスベガス
WBC世界ライト級1位 元3階級制覇王者
ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ/14勝10KO2敗)
体重:60.9kg
WBO世界ライト級5位
中谷正義(帝拳/19勝13KO1敗)
体重:61.0kg
中谷正義選手インタビュー
「本日は計量で先程、無事クリアしました。今回は前回よりも楽だった様な気がしますが減量は何回しても苦しさは慣れないもんですね。いよいよ明日試合なのでそれまでにしっかり回復させてベストな状態に持っていきたいと思います」
動画
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Fight-Day -試合結果
2021.6.26@バージン・ホテルズ・ラスベガス “ザ・シアター”
世界ライト級12回戦
ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ) ○9回1分48秒TKO● 中谷正義(帝拳)
米・ラスベガス バージン・ホテルズ・ラスベガス “ザ・シアター”
プロボクシングの世界ライト級12回戦が26日(日本時間27日)、米ネバダ州ラスベガスのヴァージンホテルズ・ラスベガス”ザ・シアター”で行われ、元東洋太平洋ライト級王者・中谷正義選手(32=帝拳)は、前世界3団体統一ライト級王者ワシル・ロマチェンコ選手(33=ウクライナ)に9回TKOで敗れた。
序盤からロマチェンコ選手が積極的な攻勢で主導権を握ると、ノーモーションで放たれる左ストレートを中谷選手に浴びせ続けた。中谷選手は左ジャブとボディを中心に何とか応戦し続けるも、5回にクリンチを解かれた直後の隙を突かれて連打でダウンを奪われると、9回にはボディアッパーで動きを止められてからロマチェンコ選手の猛攻に晒され、レフェリーが止めると同時に右膝をついた。
東洋太平洋王座を11度防衛した中谷選手は19年7月、後にロマチェンコ選手を撃破することとなるテオフィモ・ロペス選手(米国)とのIBF世界ライト級王座挑戦者決定戦で判定負けし、一度は引退を表明。その後、帝拳ジムに移籍して再起し、昨年12月にフェリックス・ベルデホ選手(プエルトリコ)に2度のダウンを奪われながら逆転で9回TKO勝ち。米国での2戦で評価を上げ、ノンタイトル戦ながらビッグネームとの試合にこぎ着けたが、チャンスを生かすことはできなかった。
ロマチェンコ選手は昨年10月にIBF王者ロペス選手との王座統一戦で判定負けし、3団体統一ライト級王座から陥落。試合後に負傷していた肩を手術して以来、8カ月ぶりの再起戦だった。今後はロペス選手との再戦を希望している。
試合動画
試合後コメント
Coming Soon…
一夜明け会見
Coming Soon…
ボクシング関係者・著名人のコメント
Coming Soon…
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ロマチェンコ選手はアマチュア時代に五輪2連覇、通算396勝1敗というとてつもない実績を残し、プロデビュー後は3戦目という世界最速での世界王座獲得。以降も最速ペースで3階級を制覇し、米・リング誌のパウンドフォーパウンド(PFP)で最強の地位に君臨、”ボクシング史上最高傑作”とまで称されるスーパースターです。昨年10月にテオフィモ・ロペス選手(米国)に判定負けして無冠となった後、痛めていた肩を手術し、この試合が再起戦となります。
そんなロマチェンコ選手と日本人として初めて対戦する中谷選手は、東洋太平洋ライト級王座を獲得して11度防衛。2019年にはアメリカでロペス選手とIBF挑戦者決定戦を争い、壮絶な激戦の末に判定負け。このロペス選手が翌年10月に、ロマチェンコ選手の最強神話を崩壊させてライト級統一王者に輝くことになります。中谷選手はロペス戦直後に一度引退を表明しましたが、昨年現役復帰。12月の再起戦ではラスベガスで世界ランカーと対戦し、2度のダウンを喫しながらも劇的な逆転KO勝利を収め、評価を上げています。
そして今回、統一王者となったロペス選手との再戦を熱望する2人が、因縁に手繰り寄せられて対戦することになったのです。下馬評では実績をもとに圧倒的不利を予想されている中谷選手。しかし、戦いはキャリアレコードではなくリングの上で行われます。
果たして中谷選手は日本ボクシング史上最大の大番狂わせを起こせるか!?この記事では、中谷正義選手のラスベガス決戦を追います!