『井上拓真 vs ノルディーヌ・ウバーリ』11.7怪物の弟が無敗対決に敗れ王座陥落!完全版

KJ
“モンスター”井上尚弥選手の弟、井上拓真選手が兄と同じリングに立ちます!

昨年末、ペッチ・CPフラッシュマート選手との激戦を制して見事にWBC世界バンタム級暫定王者になった拓真選手。怪我で世界挑戦のチャンスを棒に振ってから2年がかりで辿り着いた大一番での戴冠は、歓びも格別のものがありました。

しかし、”暫定”王者であることに満足できない拓真選手は正規王者ノルディーヌ・ウバーリ選手との試合を見据えて練習に励んできました。ウバーリ陣営の都合で11ヶ月も待たされることになったものの、ようやくここに王座統一戦が実現します。

この記事では井上拓真選手の王座統一戦を追います!

ノルディーヌ・ウバーリ vs 井上拓真

Nordine Oubaali vs Takuma Inoue

日程・会場

  • 2019年11月7日 木曜日
  • WBC世界バンタム級王座統一戦
  • WBC正規王者:ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)vs WBC暫定王者:井上拓真(大橋)
  • さいたまスーパーアリーナ
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テレビ中継:フジテレビ

2019年11月7日 木曜日 19:57〜

実況

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解説

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レポーター

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進行

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BS・CS放送:WOWOW

2019年11月9日 土曜日 21:00〜
2019年11月11日 月曜日 21:00〜

実況

高柳謙一

解説

浜田剛史
飯田覚士

進行

増田美香

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記者会見(2019.8.26@東京ドームホテル)

コメント

井上拓真選手


「ようやく決まりました。久々に兄と一緒に、同じリングで戦えます。前から目標としていた兄弟でダブル世界戦ということで、今まで以上に楽しみでもあるし、負けられない戦いになります」

「好戦的だけど五輪にも出ていて技術もあり、ハートもある過去最強の選手だと思います。けれども、兄弟ダブルで勝ちたいし、二人でバンタム級を制覇したいです」

「だいぶ左に慣れてきたので苦手意識は無いです。いろんなイメージをしているし、やりたいことも少しずつ出来るようになってきたので良い感じです。どんな展開になっても自分のやることをやるだけです」

「兄の前座でプレッシャーを感じますけど、今まで一緒にやった時もいいバトンを渡せているので、今回もしっかり渡したいです。初めてやる場所なので、雰囲気も楽しみたいです」

井上真吾トレーナー

「アマチュア時代から二人が連続して戦っていたので。世界タイトルマッチだろうが、試合は試合。これまで同様、試合自体の重みは一緒です」

「今のままでは勝てないが、試合までに必ず勝てるように練習しています」

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調印式

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予備検診

予備検診の主要結果は以下の通り。

身長
ウバーリ選手:–cm
井上選手:–cm

頸周
ウバーリ選手:–cm
井上選手:–cm

胸囲
ウバーリ選手:–cm
井上選手:–cm

リーチ
ウバーリ選手:–cm
井上選手:–cm

血圧
ウバーリ選手:–/–mm/Hg
井上選手:–/–mm/Hg

脈拍
ウバーリ選手:–回/分
井上選手:–回/分

体温
ウバーリ選手:–℃
井上選手:–℃

コメント

ノルディーヌ・ウバーリ選手

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井上拓真選手

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前日計量

WBC世界バンタム級王座統一戦
正規王者 ノルディーヌ・ウバーリ(フランス/16戦16勝12KO無敗)
体重:–kg

暫定王者 井上拓真(大橋/13戦13勝3KO無敗)
体重:–kg

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ノルディーヌ・ウバーリ選手

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井上拓真選手

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試合結果(2019.11.7@さいたまスーパーアリーナ)

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バンタム級世界王者

WBAスーパー:ノニト・ドネア(比=V1)
WBAレギュラー:井上尚弥(大橋=V2)
WBC正規:ノルディーヌ・ウバーリ(フランス=V1)
WBC暫定:井上拓真(大橋=0)
IBF:井上尚弥(大橋=0)
WBO正規:ゾラニ・テテ(南ア=V3)
WBO暫定:ジョンリル・カシメロ(比=V1)

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試合動画

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両選手のコメント

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ボクシング関係者・著名人のコメント

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KJプレビュー(2019.08.26)

井上拓真選手の王座統一戦がやっと決まった。WBSS決勝を戦う兄・尚弥選手とのダブルタイトルマッチとなる。

対戦相手は16勝(12KO)無敗の戦績を誇る正規王者ノルディーヌ・ウバーリ選手である。アマチュア経験が豊富で、北京とロンドンの五輪代表。世界選手権では銅メダルの実績もある、技巧派のサウスポーだ。

現時点で自分の知る拓真選手では、ウバーリ選手を相手にかなり厳しい戦いを強いられることが予想される。それは拓真選手の父・真吾トレーナーも認めるところである。フランス人の元オリンピアンを相手にしても、テクニック面では決して引けを取らない筈。そして井上兄弟は「まずはディフェンスありき」のボクシングを叩き込まれており、終盤まで良い勝負ができるだろう。そう、問題は終盤なのだ。

懸念されるのは「どれだけ相手に心身のダメージを与えられたか?」という攻撃面の課題である。軽量級屈指の破壊力を誇る兄と比較するまでもなく、拓真選手の”一撃の力”の無さには不安を禁じ得ない。これまでの試合を観ていても的確にパンチを当てることは出来ていて、それにも関わらず「これだけ攻めているのに…」と感じる場面の連続だった。

もちろん、ボクシングはKOが全てでは無いし、”一撃の力”よりもリードパンチの強さの方が試合の展開を左右することは理解しているつもりだ。その点で拓真選手に不安を感じることは少ない。しかし、世界レベルの試合ともなればその一撃のダメージの蓄積が終盤に大きな差となって表れるものだ。試合を優勢に進めていた筈の拓真選手の顔が腫れ上がって、いつの間にか劣勢に見える…そんな戦いを観てきた。

“一撃の力”のことをどうこう言っても無い物ねだりで意味が無い。それは拓真陣営も重々承知していることだろうし、敢えてその事に触れたのは、何も拓真選手を貶めたい訳では無い。大橋ボクシングジムと井上家が「ならば、どうやって勝つのか?」をどのように考えるのかについて、物凄く興味がある。

“一撃の力”の劣るボクサーが好戦的な相手に対峙する場合のセオリーとしては「アウトボクシングを徹底して激しく出入りを繰り返しながら上手くポイントを稼ぎ、判定勝利を狙う」ことが考えられる。しかし、大橋ボクシングジムと井上家はこれを選択しないと断言できる。拓真選手はそこまでスピードのあるタイプではないし、最後までウバーリ選手を捌ききれるとは思わない。何よりも大橋会長や井上家の望む戦い方ではないように思う。「では、どうするのか?」拓真選手がプロのリングで過去に左ボディとカウンターの左フックでダウンを奪っていることから、それを軸に戦うことは十分考えられるが、展開が読めない。

大橋会長は理論的なボクシングを矜持としている部分を感じられるので、陣営はしっかりと対策と戦略を練ってくる筈。だからこそ、この試合は本当に楽しみなのだ。兄・尚弥選手の試合には「今度は何を見せてくれるのだろうか?」という、ある程度は勝つ事を前提とした上でのエンターテインメント的な要素の強い楽しみがある。しかし、弟・拓真選手の試合には兄とは異なる「これぞボクシング」という戦略的要素の強い玄人的な楽しみがある。どんな戦略を立てて、それをどう遂行して、どんな結果を得るか?ファンのみならず、多くのボクサーにとっても勉強になる試合になるだろう。

現在、プロボクシング世界バンタム級には4団体6人の王者が乱立している。だが、この11月7日の興行で4人に絞り込まれることとなる。まずは拓真選手に何としてでもどんな形でも生き残ってもらい、そして次の尚弥選手に良い結果を届けて欲しい。「井上家で世界バンタム級王座統一」の壮大な夢を実現するためにも、過酷な生存競争の一夜となる。

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