米津玄師、アルバム『STRAY SHEEP』8.5リリース!迷える羊に贈る傑作!

KJ
米津玄師、ニューアルバムがリリース決定!

コロナ禍で苦境の続くミュージックシーンから久々に嬉しいニュースが届きました!前作「BOOTLEG」から2年10ヶ月ぶりとなる5枚目のオリジナルアルバム。

今作は2018年から約2年に渡って異例のロングヒットを続ける「Lemon」、シングルリリースされて大ヒットを記録している「Flamingo/TEENAGE RIOT」「海の幽霊」「馬と鹿」、foolinに提供し日本レコード大賞を受賞した「パプリカ」を含む15曲で構成されます。

2018〜20年にかけて日本のミュージックシーンを席巻した楽曲の数々が並ぶ超強力なラインナップを擁する今作は、きっと令和の名盤として後世にもその名を残すことでしょう。

この記事では米津玄師「STRAY SHEEP」に関する最新情報と想いを綴ります!

米津玄師(よねづけんし)

2009年より”ハチ”名義でニコニコ動画へオリジナルのVOCALOID楽曲を投稿し始め、『マトリョシカ』『パンダヒーロー』『結ンデ開イテ羅刹ト骸』等の作品を発表。VOCALOIDシーンの中で、中毒性のあるロックサウンドで存在感を切り開いていき、日本だけでなく世界からも注目されるという、群を抜いた実績を誇る。また、イラストと映像も自身で手掛けている。ハチ名義では2010年に2枚のアルバム『花束と水葬』『OFFICIAL ORANGE』をリリース。

2011年から自身がボーカルを務める “米津玄師” としての活動を開始。アルバム『diorama』では全曲に渡り、作詞・作曲・アレンジ・プログラミング・歌唱・演奏・ミックスを自身で手掛けているのに加え、動画・アートワークも独りで制作するという、驚異の才能を見せた。2013年より生音でのレコーディング形態をとり、2枚のシングル『サンタマリア』『MAD HEAD LOVE / ポッピンアパシー』をリリース。同年、ハチ名義でも、2年9ヶ月ぶりの投稿となるVOCALOID楽曲『ドーナツホール』を発表。

以降、”米津玄師”名義と”ハチ”名義を巧みに使い分けながら、その才能を余すことなく存分に発揮して日本の音楽シーンを席巻している。

プロフィール

生年月日:1991年3月10日(日) 魚座
出身地:徳島県徳島市津田西町
身長:188cm
血液型:O型
学歴:
わかくさ幼稚園
徳島市立津田小学校
徳島市立津田中学校
徳島県立徳島商業高等学校
大阪美術専門学校中退
別名義:ハチ
レーベル:SME Records
所属事務所:株式会社リイシューレコーズ

5thアルバム『STRAY SHEEP』

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STRAY SHEEP(ストレイシープ)の意味

新約聖書のマタイによる福音書などにあらわれる言葉「迷える羊」の英語表記。イエス・キリストが神という牧人に導かれる大衆を喩えて言ったもの。

宗教における「人間とは、そのままにしておいては迷ってしまう、導かれるべき存在である」という思想を現している。

日本では、夏目漱石の小説『三四郎』における美禰子の科白が有名だろう。

アルバムのジャケットワークには羊のマスクを被った人間が描かれている。

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ジャケットアートワーク

Jacket Illustration by 米津玄師

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発売日

2020年8月5日(水)

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収録曲(全15曲)

  1. カムパネルラ
  2. Flamingo ソニーワイヤレスヘッドホンCM
  3. 感電 TBSドラマ「MIU404」主題歌
  4. PLACEBO + 野田洋次郎 野田洋次郎氏とのコラボ楽曲
  5. パプリカ Foorin「パプリカ」のセルフカバーバージョン
  6. 馬と鹿 TBS日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」主題歌
  7. 優しい人
  8. Lemon TBSドラマ「アンナチュラル」主題歌
  9. まちがいさがし 菅田将暉「まちがいさがし」セルフカバーバージョン
  10. ひまわり
  11. 迷える羊
  12. Décolleté
  13. TEENAGE RIOT 資生堂ギャツビーCM
  14. 海の幽霊 映画「海獣の子供」主題歌
  15. カナリヤ
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RADWIMPS 野田洋次郎とのコラボ実現

コメント

米津玄師

高校生の頃にRADWIMPSと出会い、その音楽性に衝撃を受け、虜になった瞬間をついこの間みたいに思い出せます。

2015年に行われた対バンイベントに呼んでいただいたのを機に、今では洋次郎さんと当たり前のように飲みに行ったりくだらない話ができたりしていることが不思議でなりません。

彼の声がこの曲に乗った瞬間の高揚も、あの時の衝撃のようにいつまでも鮮明に思い出せる記憶として僕の中に深く残るでしょう。

先輩いつもありがとうございます。また遊びましょう。

米津玄師

RADWIMPS 野田洋次郎

今回、楽曲「PLACEBO」に参加させてもらいました。

米津とのレコーディングはとても気持ちのいい時間でした。

最初一緒にやりましょうと声をかけてもらい、楽曲を聴いた時は意外な感じもしました。「この二人がやるとしたら…」という漠然としたイメージが自分の中にもあったんだと思います。

でもいざレコーディングを進めていくとこの曲が持つ世界の軽やかさ、危うさがとても心地よかったのです。何より彼の声と自分の声が重なった時、想像を遥かに超えて混じり合い響きあうのを感じ、興奮しました。

米津、声をかけてくれてありがとう。

洋次郎

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初回限定盤

おまもり盤

CD+ボックス+キーホルダー ¥4,500+税

アートブック盤

CD+Blu-ray+アートブック ¥6,800+税
CD+DVD+アートブック ¥6,800+税

Blu-ray・DVDには「米津玄師 2019 TOUR / 脊椎がオパールになる頃 」のMC含む全21曲のライブ映像を完全収録。また、MV(全6曲)も収録。

LIVE VIDEO

米津玄師 2019 TOUR / 脊椎がオパールになる頃(2019年3月11日@幕張メッセ)

  1. Flamingo
  2. LOSER
  3. 砂の惑星
  4. 飛燕
  5. かいじゅうのマーチ
  6. アイネクライネ
  7. 春雷
  8. Moonlight
  9. fogbound
  10. amen
  11. Paper Flower
  12. Undercover
  13. 爱丽丝
  14. ピースサイン
  15. TEENAGE RIOT
  16. Nighthawks
  17. orion
  18. Lemon

ENCORE

  1. ごめんね
  2. クランベリーとパンケーキ
  3. 灰色と青

MUSIC VIDEO

  1. Lemon
  2. Flamingo
  3. TEENAGE RIOT
  4. 海の幽霊
  5. パプリカ
  6. 馬と鹿
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通常盤

CD only ¥3,000+税

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店舗特典

内容未定

対象店舗

TOWER RECORDS全店(オンライン含む)
TSUTAYA RECORDS/ TSUTAYAオンラインショッピング(予約のみ)
HMV全店(ローチケHMV)
Amazon.co.jp
楽天ブックス
応援店 (応援店舗詳細は後日発表)
※各チェーン別に特典内容は異なる予定です。
※特典対象チェーンでも一部店舗を除く場合がございます。ご予約・ご購入の際に特典有無をご確認ください。

KJプレビュー(2020.06.05)

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Lemon+馬と鹿+パプリカ+感電=最強!

コロナ禍に揺らぐミュージックシーンから久々に吉報が届いた。米津玄師にとって前作「BOOTLEG」から2年10ヶ月ぶり、通算5枚目のスタジオアルバムがリリースされる。個人的には、彼の音楽に魅了されてから初めてリアルタイムで手にする記念すべきアルバムとなる。

このアルバムには2010年代の日本のミュージックシーンに於ける最重要作品「Lemon」が収録される。その事実だけで多くの関係者が今作の勝利を確信していることだろう。

しかし、今作は日本中を熱狂の渦に巻き込んだラグビーワールドカップと時を同じくして放送されたドラマ「ノーサイド・ゲーム」の主題歌「馬と鹿」も収録。更には子供達を夢中にさせたFoorin「パプリカ」のセルフカバーバージョンも収録される。

そして、リリースの頃には大きな反響を呼んでいるであろうドラマ「MIU404」の主題歌となる「感電」まで収録されるというのだ。

他にも個人的に大好きな「海の幽霊」や文学的な世界観に酔いしれる「Flamingo」、疾走感溢れるストレートなロックチューン「TEENAGE RIOT」、そして米津玄師が先輩と慕う野田洋次郎とのコラボレーション「placebo」と、現時点で手元にある情報だけでも、とにかく隙のない超強力なラインナップとなっている。

それに加えて、これまでの傾向からすれば、菅田将暉に提供した「まちがいさがし」もセルフカバーしてくれるかもしれない。

それどころか、完全な新曲が既発曲を超えてくる可能性だって大いにある。だからこそ、既に所有している楽曲も多いこのアルバムに、これほどワクワクしているのだ。

無粋を承知で例えるならば、サッカーならレアル・マドリード、F1ならメルセデスAMGといった絶対王者にして非常に層の厚い最強チームのようなアルバムとなることが容易に想像できる。

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おまもり盤とアートブック盤

そうした収録曲もさることながら、3種類の初回限定盤も大いに注目を集めることだろう。本記事の執筆時点で詳細は不明ではあるものの「おまもり盤」のボックスとキーホルダー、「アートブック盤」のアートブックはいずれも米津玄師の審美眼を映し出す芸術性の高い作品であることが予想される。

また「アートブック盤」のBlu-ray・DVDにはYouTubeの総再生回数で日本人アーティストトップを走り続けている珠玉のミュージックビデオの中から、今作に収められている作品を一挙に収録するのではないだろうか。

正直なところ、どちらか1つを選択するのは至難の業である。

かく云う自分は早速、おまもり盤とアートブック盤を店舗特典対象となるAmazonと楽天ブックスに分けて予約購入した。コロナ禍であらゆるものを自粛したことの反動である。

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「令和の名盤」の評価も確実!

このように、セールス的には勝利をほとんど約束された作品となることは間違いないだろう。

では、作品としての評価はどうなるだろうか?

これは個人的な見解だが「令和の名盤」と評されることは確実だろうと感じている。

国民的支持を受け始めている米津玄師にとって、このアルバムには少なからぬ重圧を感じていることと想像する。そうした中、既に高い評価を得ている既発曲と同じように評価を得られるような楽曲をどれだけ作れるかが、このアルバム自体の評価に直結するだろう。

しかし、何も心配していない。何故ならば米津玄師はリスナーとしての体験を非常に大切にしているアーティストだからだ。

ある程度セールスを約束されたアルバムであれば、遊び心を入れたり、実験的な楽曲で冒険してみたくなるのが性というものだろう。もちろん遊び心も入れるし、実験も冒険も挑戦もする。けれども、決して「美しさ」を損なうものにはしない。作り手と受け手の双方が「幸せ」な関係にならないものにはしない。

それが米津玄師というアーティストの真骨頂である。

そして「STRAY SHEEP」というタイトルからしても、深みの無い楽曲の入り込む隙は無いだろう。新曲もまた迷える人間の道標となるような素晴らしい楽曲になるだろう。

令和の名盤、ここに爆誕す。これはもう、間違いない。是非とも手にして欲しい作品である。

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