『麺家カムイ』さん(高岡市)で旭川系極上味噌らーめん!【KJラーメンブログ】

KJ
富山県高岡市にある「麺家カムイ」さん。

KJが常連認定されている数少ないお店です(笑)今でも高岡に帰省した時にはほぼ必ずと言っていいほど食べに行きます。

こちらのお店の「みそらーめん」はまさに極上の逸品です!

麺家カムイ(旧:ラーメン 一龍)

旭川ラーメンの流れを汲む高岡の人気店

こちらの店主は北海道旭川市のご出身で、らーめんも旭川らーめんです。23年前に富山に移住され、ご自身のお店を持たれてからは20年になります。以前は「ラーメン 一龍」という店名でしたが、3年前に心機一転でより北海道を感じる店名「麺家カムイ」に変わりました。

お店はこじんまりとした居酒屋のような雰囲気で、食堂のような雰囲気の多い一般的ならーめん店とは異なりますが、もちろん居心地は悪くありません

実は店主、同じ高岡市にある「らーめんの翔龍」さん店主のお兄さんです。元々は一緒にお店をやられていましたが「方向性の違い」から独立されました。同じ「旭川らーめん」ですが、確かに味わいには違いを感じます。翔龍さんの味噌らーめんは「良い意味での気軽さ」があるのに対して、こちらのカムイさんは「強いこだわり」を特に感じます。

自分は旭川系味噌らーめんが好きで、どちらのお店にもよく行きますが、醤油らーめんや塩らーめんが好きな人は割と明確に「どちら派」か好みが分かれるようです。

店主と話をしていると、食への造詣が非常に深く、今も新メニューの開発に余念が無いことがわかります。これからも益々美味しいらーめんを生み出してくれることでしょう。

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メニュー

醤油味

  • カムイらーめん 750円
  • 醤油らーめん 700円
  • 中華そば 700円
  • にんにくラーメン 750円
  • カレーらーめん 750円

みそ味

  • みそらーめん 800円
  • みそ辛口 850円
  • みそバターコーン 900円

塩味

  • 塩野菜らーめん 700円
  • 塩バターコーン 850円

トッピング

  • チャーシュー 300円
  • メンマ 150円
  • 味付煮玉子 100円
  • ネギ増し 100円
  • 辛口 50円
  • ニンニク 50円

ご飯もの

  • ライス 100円
  • おにぎり 120円
  • マヨチャーシューおにぎり 150円
  • チャーシュー丼(ミニ) 350円

おつまみ

  • ギョーザ 350円
  • あぶりチャーシュー 550円
  • メンマ盛 450円

お飲みもの

  • 生ビール 450円
  • 瓶ビール 550円
  • お酒 400円
  • ジュース 各200円

メニューは豊富です。以前はらーめんの種類がもっと多かったのですが、少数精鋭化された印象です。
実はみそ以外を食べたことがないのですが、一緒に行った人の多くが「〜よりも美味しい!」と近隣の他店と比較して好印象を語ってくれます。

公平に言えば近隣の他店よりも一杯50〜100円高い印象はあります。個人的には具材が多くて味も美味しいので納得していますが、そう割り切れない人もいるようです。

お店の雰囲気が居酒屋風なだけあって、おつまみも豊富で長居もできます。

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KJオーダー:みそチャーシュー&ギョーザ

みそチャーシュー 1,100円
ギョーザ 350円
かれこれ16年間この組合せです(笑)

スープは豚骨と鶏ガラを主体にチャーシューや野菜や海産物の出汁を合わせています。みそらーめんは味噌と胡麻の風味とコクが良く、まろやかな味わいでありながら唐辛子の程よいパンチもあります。
見た目はこってりですが、このパンチがこってり感を断ち切ってくれます。

本当に絶品です!

ちなみに、よりパンチが欲しい方は辛口を注文すると良いでしょう。こちらもやみつきになる旨さです!

麺は同じ高岡市にあるシクヤ製麺さん特注の中太ちぢれ麺です。ちぢれはかなり緩やかです。記憶が確かなら一龍時代は太麺でしたが、こちらも進化しました。最近多いもちもちした食感ではなく、コシのあるシコシコ食感の麺です。

こちらのみそらーめんは野菜の旨味がスープに凝縮されている分、具材としての野菜の量は控えめなので、初めから麺を楽しむことができます。具材はキャベツともやしとメンマで、こちらも大変美味しいです。みそらーめんは「野菜たっぷり」のものが多いのですが「具沢山の味噌汁」のようになってしまって暫くは温野菜を食べ続けなければならない場合が少なくありません。個人的には「甘くないメンマ」も嬉しいポイントです。

また、みそらーめんには珍しくスープが麺によくに絡みます。おそらく野菜から生まれるとろみがそうさせているのではないでしょうか。ここに店主のこだわりを感じます。

チャーシューは肉厚とろとろで、煮汁を使っているだけあってスープにも大変よく合います。

らーめんとは違い、ギョーザは割と普通です。味付けされており、そのままいただくことができます。一龍時代の初期は肉汁が溢れ出すような中華料理的ギョーザでしたが、いつの間にか現在のものに変わりました。個人的にはらーめんと一緒に食べるので、ギョーザは控えめな方が好みです。

県内在住で未体験の方も、富山に来県された味噌派の方も「麺家カムイ」さんのみそらーめんを是非ご賞味あれ!!

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がんばれ、麺家カムイ!!

個人的にカムイさんの味噌らーめんは「日本一美味い」と思っています。少なくとも「日本一自分好み」なのは間違いありません。

しかし、らーめん激戦区の富山県にあってネット媒体にも紙媒体にも情報がほとんど無く、次々に増え続ける新店の陰に隠れてしまい、年々お客さんが減ってきているのは非常に残念です。

気が付けば富山にも横浜家系や次郎系のお店が増えて、若者たちの足はどうしてもそちらへ向かうようです。これは多分、全国的な傾向でしょう。

また、カフェ風のお洒落なお店も増えており、若者や女性客がそちらを選ぶ気持ちも理解できるものです。

こうした話題性やイベント性の強いらーめん店を否定する気はありません。純粋に「この味が好き」「この量で満足」「この雰囲気が好き」という人もいるでしょう。特に若い頃は経験値が浅いので、流行に流されてしまうのは仕方がありません。

一方で、そうした流行にとらわれずにラーメン作りに励むお店も高岡には多数存在しています。麺家カムイの店主の熱意や技量や味覚は、そうしたお店に全く引けを取りません。しかし、集客には何故か差が出ています。

タウン情報誌に決して安くない広告費を払って露出を増やし、来店したお客さんに食べログなどのネット媒体で口コミを拡散してもらうのが、人気店になる為の常套手段の時代。その努力をしていないと言われれば確かにその通りでしょう。盛り付け方など、提供される際の見た目にも気を配った方が、印象はより良くなると思います。

そして「大きな川の近く」「歩道の縁石で駐車場へ入りにくい」という立地もかなり影響しているのだとは思います。例えば赤祖父や下黒田あたりのイオン近くに移転したら、それだけでもかなり繁盛しそうな気はします。

居酒屋風の店構えが、無意識に「仲間とワイワイ長居すること」や「お店の人と会話すること」を連想させてしまい、もしかしたら入りづらい印象を与えているかもしれません。「おひとりさま」が増えた時代なので、そうした理由もあるかもしれません。そこは例えばスポーツ紙や人気コミックなどを置いて「ながら食べ」を後押しするだけでも、集客を増やすことになるかもしれませんね。

それでも、本気で「味で勝負」をしているこういうお店に、たまには足を運んでみてほしいですね!そして、お客さんが足を運べば価格面にも新メニューにも良い影響を与え、きっと好循環が生まれる筈です。

この記事が「麺家カムイっていうらーめん屋さん、美味しいのかな?」と検索した人の目に留まって、足を運んでもらうきっかけになれば幸いです。

もちろん、全国の味噌らーめん好きの方にも機会があれば是非とも一度ご賞味いただきたいです!

がんばれ、麺家カムイ!!
福井から帰省した際にはまた足を運びたいと思います!

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お店情報

麺家カムイ
住所:富山県高岡市三女子147-3
電話番号:0766-26-1455
営業時間:11:30~15:00/17:00~23:00
[土・日・祝] 11:30〜23:00
定休日:火曜日

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